ローズレッドにホワイトの帯、サイドまでまわりこむ運転席窓、レトロなクロスシート……東武鉄道「りょうもう」を担った1800系が、あす5月20日の団体臨時列車運用で引退する。

東武鉄道1800系が初めて登場したのは、高度経済成長期の1969年。4両編成6本で走り出し、1973年にモーター車3両と中間付随車1両、先頭車両2両の3M3Tの6両編成が2本追加された。

さらに、1987年に改良型が1本追加され、9編成で製造が打ち切り。今回、その最後の編成としてラストランをむかえるのは、この最終改良型 1819編成。

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1800系は、その後継モデルで現在も特急「りょうもう」などで活躍する200系にその道を譲り、通勤型車両に改造された編成や、300系、350系へ改造された車両もあった。

最後まで残った1819編成は、5月20日、団体臨時列車(完売)として東武動物公園駅を9時56分に発ち、浅草駅に15時35分について引退する。

そして200系も、2021年には登場から30年をむかえる編成も出てくる。200系による片道きっぷの時間については、「シリーズ:ドキュメント淡々特急」で。