オランダ・アムステルダム発祥のワークスペース「SPACES」が東京・大手町に日本初上陸して2年が経とうとしている。

レンタルオフィスとコワーキングスペースを兼ね備えたSPACES(スペーシス)は、国内ではここ大手町の「SPACES大手町ビル」と、名古屋「SPACES JPタワー名古屋」に展開中。

この2拠点にいま、どんなビジネスパーソンが集まるか。SPACES大手町ビルのメディア公開で、そのトレンドを体感した。

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案内してくれたのは、SPACES責任者 西岡真吾代表。西岡代表は、SPACESに集まるビジネスパーソンの例をこう教えてくれた。

「大企業を顧客にもつビジネスプロフェッショナルから、ノマドワーカーまでさまざま。フリーランサー、ベンチャービジネスグループなども。また、グローバル展開へむけた拠点地として、複数企業によるプロジェクトのオフィスとしてなど、使いみちもいろいろ」

ビルのロビーやカフェのような空間も

東京メトロ 大手町駅C7出口に直結する SPACES大手町ビルは、大手町ビル1~3階にフロアを構える。「1階はコワーキングスペースやイベントスペース、ミーティングルーム、バリスタカフェを備えた、新しいスタイルのワークプレイス。2・3階はレンタルオフィス」と西岡代表。

「このコワーキングスペースを中心とする1階が、SPACES の最大の特長。この壁や垣根、パーティションのない自由な空間で、異業種のビジネスパーソンと情報交換したり、立ってパソコン作業をしたり」

この日、30代と思しき女性は、立ちながらパソコンをのぞき、skypeをとおして英語で対話する姿があった。

「定期的にビジネス交流会や異業種交流会なども開かれて、ビジネスマッチングの場としても定着。利用者同士の交流を始め、周辺企業との出会い、情報交換も行われる。ヨガやバーの時間もあったりする」(西岡代表)

スタイリッシュな空港ラウンジのような気分

公式ホームページには、5月のイベントとして、「ビジネスパーソンのためのこれからの教養」「ビジネスマンのための、ボディリズム呼吸法とマインドフルネス」といったアナウンスが。参加費3000円前後するこうしたイベントは、SPACESユーザーは無料に。

また、ここ SPACES大手町ビルでは、ホテルのフロントにも似た、コミュニケーションマネージャーが常駐。ユーザー同士のマッチングや、ネットワークの構築などもサポートするという。

さらに、SPACESユーザーであれば、大手町や名古屋のほか、欧米・アジアなどに展開している世界中のSPACESを利用でき、Spacesビジネスクラブ、高速Wi-Fi、コミュニティイベントなどが利用できる。

1階でパソコンを広げていると、どこかスタイリッシュな空港ラウンジにいる気分にも。決まったオフィスと机にむかう毎日とは違う、ビジネスのハブ空港といったトレンドを体感した。

SPACES大手町ビル
https://www.spacesworks.com/ja/tokyo/otemachi/

SPACES JPタワー名古屋
https://www.spacesworks.com/ja/nagoya/jp-tower-nagoya/