ダイドードリンコ自動販売機 無料で傘の貸し出し エリア拡大

ダイドードリンコ(株)は、社員の提案から始めた地域社会貢献活動として、自社の自動販売機(以下、自販機)を活用し、急な雨などの際に傘を無償で貸し出す「レンタルアンブレラ」の活動を、2015年10月から大阪市内限定でスタートしています。

2016年には関西エリアへ、2017年には関東エリアと愛知県、北海道函館市へと徐々に展開エリアを拡大し、約380台の自販機に展開。「急な雨の際に助かりました」といった利用者の声など、サービスは好評。

4年目を迎える2018年は、新たに福岡県・山梨県・長野県・新潟県を加えた計16都道府県にある自販機の最大500台で、傘の活用頻度が高いと想定される設置場所を優先し「レンタルアンブレラ」活動を実施すると発表しました。

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ちなみに、「2017年末/日本自動販売システム機械工業会」のデータでは、日本全国の清涼飲料水の自動販売機は213万台もあります。極めて大雑把ですが(16都道府県の普及台数ではないため)だいたい「5000台に1台・傘がある」という程度の確率なので、なかなか眼にする機会がないのも仕方ありません。冷静に考えれば、私たちが日常的に目にする清涼飲料の自販機はせいぜい100台くらいではないでしょうか?

とは言え、これは無償のサービスです。「あっ!雨が降ってきた!どうしよう?傘が無い!」と雨宿りした軒先の自販機に、偶然このサービスがあったら、それはそれは嬉しいですよね。感謝してダイドーの缶コーヒーを愛用しちゃいますね。

アナログで地味なサービスですけれど、ブランド・ロイヤリティーは上がるなぁ。