モダンな外観なのに吊掛け駆動方式【私鉄に乗ろう 74】

2019.01.07

【私鉄に乗ろう 74】とさでん交通軌道線 その5

200mで、最後の上町、五丁目停留場です。相対式ホーム。ここも1906年(明治39年)の開業時は本町筋五丁目停留場でした。1966年(昭和41年)から現在の停留場名に改称されています。

400mで旭町一丁目停留場。千鳥式ホーム配置で上りホームが手前です。土佐電気鉄道2000形電車2001が停車しています。老朽化した非冷房車両200形218の主要機器と台車を流用した実質的には車体更新車両です。こんなモダンな外観なのに吊掛け駆動方式というちょっと奇妙な変種。2000年(平成12年)からアルナ工機(現・アルナ車両)で3両(2001,2002,2003)が製造されました。

下りホーム。1906年(明治39年)中須賀停留場として開業。1938年(昭和13年)現在の旭町一丁目停留場に改称されています。2011年(平成23年)国道が拡張された際に移設されバリアフリー化・ホーム上屋・簡易ベンチなどが施されました。

300mで旭駅前通停留場。北300mくらいにJR四国土讃線旭駅があります。1906年(明治39年)に赤石前停留場として開業。1938年(昭和13年)旭駅前通停留場に改称されました。

また300mで旭町三丁目停留場。ここも1906年(明治39年)の開業時は、下島停留場でした。1938年(昭和13年)旭町三丁目停留場に改称されましたが、1943年(昭和18年)に休止。1950年(昭和25年)に営業再開されています。

この後、終点の伊野停留場まで行って戻ってきますが、復路にここ旭町三丁目停留場でいったん下車しました。要は車内にトイレが無いので用足しに降りたのです。幸い停留場から100mほど戻るとイオンの店舗があって、強烈に暑い中を歩いて行っても涼む事が出来ました。

その時に見たのが土佐電気鉄道800形電車です。元は1958年(昭和33年)山陽電気軌道向けにナニワ工機(現・アルナ車両)で製造された車両です。1971年(昭和46年)山陽電気軌道路線が全廃され、701-703、801-804が土佐電気鉄道に譲渡されました。その際にパンタグラフが交換され90年代に冷房化されて同じ車番のまま桟橋車庫所属になっています。(山陽電気軌道703のみ土佐電気鉄道704に変更)700形と800形はほぼ同型で、外観上差の無い台車の仕様が一部異なる他、排障器が800形は鉄管製です。伊野行なので「いの」の方向板が付けられています。

300mで蛍橋停留場。1929年(昭和4年)開業。伊野線が1906年(明治39年)鏡川橋まで延伸開業した時は、単線でしたが1950年(昭和25年)蛍橋停留場までが複線化されました。1958年(昭和33年)に鏡川橋停留場までが複線化されるまでは、この停留場で一部系統の折返し運転が行われていました。

500mで鏡川橋停留場。複線区間はここまで、約7割の電車がここで「はりまや橋」方面に折返します。手前に降車専用ホームがあります。相対式の上りホームは乗車線用です。

奥に伊野方面への乗車ホームがあります。

鏡川橋停留場の先は単線区間になります。

【私鉄に乗ろう 74】とさでん交通軌道線 その6 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)

TAGS とさでん LRT・路面電車・Tram


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