「人はいつ死ぬかわからない。だから、生きているうちに優しくしてあげなさい」

「“あの世”なんて、行ってみないとわからない。あの世は、地図がないところでしょ。空港や駅に行くのと違って、地図がない」

「だから、死ぬことが怖いのは当たり前。あの世には手紙もメールもこない。でも、そのうちメールぐらいはくるかもね」

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―――そんな言葉を、独特の笑いを込めて説くのは、瀬戸内寂聴さん。寂聴さんの言葉ひとつひとつにうなずき、思わず涙があふれてくる60代70代シニアたち。

京都 寂庵。

参加しているシニアたちは、auスマートパスプレミアム会員特典の無料ツアー「瀬戸内寂聴さんを訪ね、京都散策の旅」に参加した人たち。

このツアー、なんと、定員120人という枠に1200人の応募があり、10倍もの抽選倍率がついた貴重な体験。auスマホ持ちシニアたちは、このツアーで……。

想いあふれて涙こぼれて「死ぬことを恐れないで」

auスマートパスプレミアム会員特典「瀬戸内寂聴さんを訪ね、京都散策の旅」の参加者たちの心を奮わせたのは、なんといっても、瀬戸内寂聴さんの特別法話の時間。

この日、寂聴さんは、auスマホ持ちシニアの前で「死ぬということ」をテーマに語り始める。

冒頭、「人はいつ死ぬかわからない。だから、生きているうちに優しくしてあげなさい」という言葉に、参加者たちは何度もうなずきながら、こみあげる気持ちをおさえながら聞き入る……。

「“あの世”なんて、行ってみないとわからない。あの世は、地図がないところでしょ。空港や駅に行くのと違って、地図がない」

「だから、死ぬことが怖いのは当たり前。あの世には手紙もメールもこない。でも、そのうちメールぐらいはくるかもね」

「でも、死ぬことを怖れないで。死んだときの顔は、生きてるときよりずっときれいになるの」

「死んだあとはみんなきれい。亡くなる前の晩ぐらいが一番きれいかもしれない。嫌なことが消えていくからかもしれないわね」と―――。

「いっしょにいた人が泣いているのを見てるのは、嫌なのよね」

そして、あっという間に1時間がたち、参加者の質問コーナーへ。

「主人が何も言わずに死んでから2年。気持ちの整理がつかない」と参加者が告げると、寂聴さんは「お前といっしょでよかったって、ご主人はいつも思ってたのよ。死にたくなかったけど、たまたま先に逝っちゃったの」と伝えたあと、こう説く。

「だけど、あなたはご主人を追いかけて早くあの世へ行こうとは、思わないでしょ。あなたにはまだまだ若々しく美しくいてほしいって、あの世でご主人は思ってるのよ」

「死んだ人の魂は、いっしょにいた人が泣いているのを見てるのは、嫌なのよね」

また、もうひとりの女性が「亡くなった友だちや母親が、夢に出てこない」と打ち明けると、「夢に出てきちゃ困っちゃいますよ」と寂聴さん。

「いま、こうしてあなたが死んだお母さんや友だちのことを想ってあげてるから、友だちもお母さんが夢に出てこないのよ」―――。

「友だちもできた」auスマホ持ちシニアが体感した“出会い”

あっという間の1時間半。寂聴さんの「死」「不倫」「美」といったテーマに、参加者たちは目を赤くしながら大笑い。

「このツアーに当たってほんとうによかった」と話すのは、東京からの70代の女性。「一生の思い出になった」と涙を拭いながら……。

また、このauスマートパスプレミアム会員特典「瀬戸内寂聴さんを訪ね、京都散策の旅」は、想わぬ出会いもくれたみたい。

「バスのなかでとなり同士になって、すぐ友だちに。いっしょにスマホで写真を撮りあえるようになって楽しいです。来てよかった」(60代女性)

さらに、北九州から来た60代女性は、90代の母親といっしょに参加。「それはもう、瀬戸内寂聴さんと会えることが一番の楽しみ。 auスマートパスプレミアムでよかった。抽選にも当たってよかった」と。

―――30年ぶりに特別公開(3/1~18)された東福寺光明宝殿、しょうざんリゾートで昼食 梅の庭園散策、そして瀬戸内寂聴さん特別法話、八つ橋庵「かけはし」でひとやすみ……とめぐった一日旅。

auは今後、auスマートパスプレミアム会員特典を、年代や性別を問わず、「全方位でいろいろな企画を展開していく」っていうから、ちょっと期待していいかも。

<auスマートパスプレミアム>
https://pass.auone.jp/main/?sitemove=smps_camp