モーダルシフトの可能性を実証実験! 未来の物流が見えるか?

2016.08.29

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※写真は東京メトロホームページより

東京メトロ 東武鉄道 佐川急便 日本郵便 ヤマト運輸の5社は 2016年9月〜10月に、東京メトロ有楽町線〜東武東上線において、既存の鉄道施設を活用した物流実証実験を共同で実施する。

これは平成27年12月の国土交通省社会資本整備審議会・交通政策審議会「今後の物流政策の基本的な方向性等について」という答申に対し「旅客鉄道の輸送力を活用した貨物輸送」というテーマで行われる。物流に関する交通渋滞、CO2排出削減、トラックドライバー不足などの社会的課題の解決を模索するものだ。

実験終了後は、取得したデータや旅客運輸への影響、物流各社のニーズなどを勘案し、トラック輸送から旅客鉄道を活用した貨物輸送への転換(モーダルシフト)の可能性を検証する。

旅客輸送の安全と安定輸送に最大限の注意を払い、万全を期して実験を行うが利用者の理解と協力をお願いしたい、とのこと。

東京中心部の慢性的な交通渋滞や大気汚染への新たな活路が見出せるか、この実験に大いに期待したい。モーダルシフトをかけ声では無く、地に足の付いたものにするためには重要な実験だ。

■活用する鉄道施設
東京メトロ:新木場車両基地、和光車両基地
      有楽町線 新富町駅、銀座一丁目駅、有楽町駅
東武鉄道:森林公園検修区

■実験内容

1 拠点間輸送 5社で実施。 日本郵便は新木場車両基地、和光車両基地のみ。

物流各拠点からトラックで模擬荷物を新木場車両基地に搬入

東京メトロ 10000系車両1両に荷物を積載

有楽町線・東上線 実験専用ダイヤで列車運行

和光車両基地または森林公園検修区に到着したら荷物をトラックに積み替え物流拠点に搬出

2 拠点〜駅間輸送 東京メトロ ヤマト運輸 佐川急便で実施。

各社物流拠点からトラックで模擬荷物を新木場車両基地に搬入

東京メトロ 10000系車両1両に荷物を積載

有楽町線 実験専用ダイヤで列車運行

新富町駅、銀座一丁目駅、有楽町駅の各駅で列車から荷物(台車1台程度)を下ろし、駅構内を経由して地上まで搬出

※模擬荷物は実際にお客様から預かったものではなく、重量などを模した段ボールなどを台車等に積載

■実験日程
以下の各日に1本ずつ運行(合計10回)
9月:9日(金)、10日(土)、16日(金)、17日(土)、30日(金)
10月:1日(土)、7日(金)、8日(土)、14日(金)、15日(土)

■検証内容
各作業工程の所要時間・人員数、安全性確保のための人員配置、作業効率性・安全性に資する機器、施設・設備の必要性と規模、旅客運輸への影響などを把握する。


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