これは単純に難読駅名です。地名を知らなきゃ、まず読めません。1924年(大正13年)鉄道省の時代に開業しています。2005年(平成17年)まで腕木信号機があってタブレット交換をしていたそうです。

階上(はしかみ)は古い地名で、岩手県との県境に階上岳があります。1889年(明治22年)町村制施行で、田代村、晴山沢村、平内村、鳥屋部村、金山澤村、赤保内村、道仏村、角柄折村が合併して階上村が発足しています。これが階上町になったのです。

八戸線は、陸中中野駅〜陸中夏井駅間の約13kmを除いて、海沿いを走ります。これが、三陸鉄道に勝るとも劣らない車窓なのでオススメ。

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この陸中八木駅は、ホームから海まで50mくらいです。

次回は、難読ではないけれど、八戸線のちょっと奇妙な駅名を紹介します。

(写真・記事/住田至朗)