※2016年6月撮影

市街地っぽくなって、那珂湊の町に近づきます。この踏切も、警報機・遮断機の無い第四種踏切ですね。

遠くに駅が見えてきました。

ADVERTISEMENT

高田の鉄橋駅から1.1kmで那珂湊駅。

湊線の車両基地(湊機関区)があって古い車両たちがたくさん!嬉しくなっちゃいますね。

左から、
・ケハ600形601:1960年(昭和35年)新潟鐵工所製。日本初のステンレス製気動車。1992年(平成4年)廃車。台車はなくボディのみ。駅名標にも登場しますよ。
・キハ200形203:元国鉄キハ20形、鹿島臨海鉄道を経てひたちなか海浜鉄道にやってきました。この203以外は廃車解体されました。
・キハ11形201:元東海交通事業の車両、2015年(平成27年)から運用されている元JR東海123=現5、東海交通事業203=現6、204=現7の部品採り用車両。
・キハ20形205:1965年製造、JR西日本から水島臨海鉄道を経て1996年(平成8年)入線。元国鉄キハ20形では唯一の現役です。イベントなどで運行されて人気を集めます。

上りホームには交換列車が入線しています。小さくて見えないかな。

島式ホームに入線します。保線車両が駐められていますね。

左側は、元三木鉄道のミキ300形103。2008年に廃止された三木鉄道の車両です。三木鉄道時代のままの形式名、車番、塗装で運用されています。

島式ホームから構内踏切で上りホーム・駅舎に渡ります。あれ?ホームの舗装がキレイになってますよ。

島式ホームから交換列車が見えています。このクリーニング専科ラッピングは、全国のローカルな私鉄で眼にします。

駅名標。駅の近くにある史跡「反射炉」(幕末に大砲を鋳造しました)と構内に置かれている日本初のステンレス製気動車「ケハ601」、それに駅ネコが描かれています。那珂湊駅は、1913年(大正2年)湊鉄道の駅として開業。湊線の車両基地(湊機関区)があってひたちなか海浜鉄道のほとんどの車両がここにあります。

この駅から歩いて10分ほどで「那珂湊おさかな市場」があります。たくさんの新鮮な魚貝が並べられていて個人的にはどんな遊園地よりも楽しい! 近かったら通いたくなります。「那珂湊おさかな市場」には年間100万人が訪れるそうです。また、水戸藩ゆかりの史跡も多く残された古い町です。静かで空気の良い町を散歩するのがオススメです。

【私鉄に乗ろう99】ひたちなか海浜鉄道湊線 その6 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)