超不思議な謎の住宅 富山地鉄全駅探訪49【50代から始めた鉄道趣味】131
※2019年7月撮影
有峰口駅から1.5kmで本宮駅。県道43/67号線沿いに駅。駅舎には階段を上がります。駐車場も駐輪場もありません。汲み取りトイレがあります。
※2019年7月撮影
駅舎内部は広い待合室。正面の駅事務スペースは塞がれています。右の暗がりには閉まったシャッター。駅舎正面の右に小さなドアがあったので狭いスペースがあるのでしょう。無人駅になってどの位経つのでしょうか。
※2019年7月撮影
ホームに出ました。立山方面を見ています。かつては列車交換ができた駅、相対式ホームの片方が残っています。線路は撤去されて、ありません。
※2019年7月撮影
ホームと駅名標。寺田駅・電鉄富山駅方面を見ています。駅舎への階段はこんな風。1937年(昭和12年)富山県営鉄道の駅として開業。1942年(昭和17年)千垣駅~栗巣野駅間が日本発送電に譲渡されましたが1943年(昭和18年)戦時統合で富山地方鉄道の駅になりました。1954年(昭和29年)小見駅(現・有峰口駅)~栗巣野駅間が立山開発鉄道に譲渡されます。1962年(昭和37年)小見駅(現・有峰口駅)~千寿ヶ原駅(現・立山駅)が再度富山地方鉄道に譲渡されています。ややっこしいでしょ?
※2019年7月撮影
反対の立山方面。上り列車が来ました。トップ画像は列車が近づいたカットです。本宮という駅名は、雄山神社中宮祈願殿との直線距離が近いからですが、常願寺川を渡る橋がないので2つ手間の千垣駅からのアクセスになります。立山駅(旧・千寿ヶ原駅)ができる1955年(昭和30年)まで終点だった栗巣野駅と芦峅寺駅が立山駅との間にありましたが、ともに廃止されました。
※2019年7月撮影
寺田駅・電鉄富山駅方面を見て、すごく気になったのはホーム対面の住宅です。左には建設会社のビルがあって敷地は塀で囲まれています。住宅裏側は山なので、どう考えてもアクセスは駅側しかないのです。
※2019年7月撮影
ホームの寺田駅・電鉄富山駅側の端に元の構内踏切跡がうっすら残っていて、住宅の敷地に上がる階段が作られていました。・・・ということは、駅を通って自宅に行き帰りするということ?その日常生活は、想像し難いものがあります。う~ん。どうやって家を建てたのかなぁ、って隣が建設会社でした。でも住宅の方が古そうに見えます。謎だらけ。(笑)
※2019年7月撮影
隣の建設会社のビルと塀。立山方面に踏切が在りますよね。
※2019年7月撮影
最後は踏切から駅全体を見たカットです。左奥に駅が(たぶん)通い路の住宅も小さく見えます。
※2019年7月撮影
さて、いよいよ次は終点の立山駅です。夕暮れには間に合いそうです。
(写真・記事/住田至朗)