一度に全部は無理! 富山地鉄全駅探訪63 【50代から始めた鉄道趣味】145

2019.11.12

※2019年7月撮影

さて、富山地方鉄道の素晴らしい木造駅舎の数々、どの様な順番で並べようか、色々と考えましたが、思案の結果(という程のものじゃありませんが)撮った順番に並べることにします。

そうすれば大事な駅が抜けてしまうことも防げます。

では1日目から。

まずは、本線・不二越・上滝線の稲荷町駅。1914年(大正3年)富山軽便鉄道の駅として開業。改修されて駅舎はキレイになっています。瓦屋根が美しい。

※2019年7月撮影

不二越・上滝線の上堀駅。1921年(大正10年)富山県営鉄道が開業しました。同期がけっこうあって、同じ年に同じ富山県営鉄道によって作られた木造駅舎たちです。大きく張りだした軒と並ぶ柱がアクセント。同期の木造駅舎にも同じ軒と柱が反復されます。

※2019年7月撮影

同期というか同じ富山県営鉄道が1921年に開業した駅が続きます。不二越・上滝線の開発駅。この駅舎にも惚れ惚れ見入ってしまいました。軒の張り出しに比べて駅舎本屋が小さいのが駅らしくて良いですね。

※2019年7月撮影

改修されていますが、不二越・上滝線の月岡駅。全く建築当時の形ですが屋根瓦が葺き替えられ、外装の板も替えられています。剰りにもキレイなので、一瞬、新しい駅舎かと思っちゃいますよね。寺田駅も同じ様にキレイになっています。

※2019年7月撮影

不二越・上滝線の終点、立山線との接続駅。岩峅寺駅。1956年(昭和31年)の建築。筆者と同じ歳ですが、重厚でどっしりした佇まい。筆者とはエライ違い・・・。立山町と共同で建設、当初は一階に役場の出張所と二階に公民館が併設されていました。

※2019年7月撮影

立山線に入って、横江駅。1931年(昭和6年)開業。この駅は周囲の雰囲気も良いです。

※2019年7月撮影

千垣駅。富山県営鉄道の終着駅として1923年(大正12年)開業。交通量の多い県道に面しています。本屋よりも周りに残っている部分が傷んでました。

※2019年7月撮影

有峰口駅。1937年(昭和12年)富山県営鉄道の小見駅として開業。旧駅名が右書きで表示されているので有名です。かつては駅所在地名の小見驛でした。

※2019年7月撮影

本線に移って、浜加積駅。1935年(昭和10年)富山電気鉄道の駅として開業。個人的にはベスト3に入れたい木造駅舎。特にホームへの接続部分が素晴らしい。

※2019年7月撮影

早月加積駅。1950年(昭和25年)開業。富山地方鉄道の木造駅舎では珍しい妻入り(屋根の妻側に出入口がある)です。路地の商家の様なちょっと奥行きのあるのも特徴。

※2019年7月撮影

西魚津駅。1936年(昭和11年)富山電気鉄道の駅として開業。この駅舎が、また、スペシャルに良いです。屋根の形がいささか変わっています。この駅も駅舎からホームへの移動部分の作りが秀逸です。この駅舎もベスト3に入れたいですね。

※2019年7月撮影

経田駅。1936年(昭和11年)開業ですが、1940年(昭和15年)富山電気鉄道石田港線の石田港駅舎を解体移築。太平洋戦争の開戦前年の移築です。当時の世相が分かりませんが、モノを大切に使う心がけは時代を問わず必要ですね。

※2019年7月撮影

電鉄石田駅。1937年(昭和12年)に信号場として開設され、1940年(昭和15年)駅になりました。駅舎は1958年(昭和33年)に改築されたものです。昭和モダンというデザインですね。オシャレ!

※2019年7月撮影

電鉄黒部駅。駅舎は1951年(昭和26年)竣工。威風堂々という感じです。エントランスの天井も魅力的でした。

※2019年7月撮影

流石、富山地方鉄道の木造駅舎。とても一回では終わりませんね。今回、富山地方鉄道の木造駅舎を何度も紹介しているのは、鉄道ファンのみならず木造建築の好きな方に、もっとこれらの駅舎の魅力を知っていただきたいからです。鉄道の好きな方と話をしていて、意外に富山地方鉄道の木造駅舎のコトを御存じない方が少なくないのです。古い駅舎って味があって愛おしいですよね、等と話していて、富山地方鉄道の話を持ち出すと「へ~ そーなんだ」という反応。全国の木造駅舎好きの皆様、是非富山にお出かけ下さい。

では次回も木造駅舎特集その2です。

(写真・記事/住田至朗)


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