鮫という駅名 晩夏鉄道旅顛末記3【50代から始めた鉄道趣味】149

2019.11.16

※2009年9月撮影

トップ画像は2009年9月久慈駅での八戸線キハ40 552。青森・盛岡地区の一般的な塗装、白い車体に赤帯をまいています。前面上部に赤い「仮面」をかぶっているのは体質改善車。ディーゼル・エンジンがパワーのあるものに換装されています。八戸線の急勾配対策ですね。この車両、現在はshu*Kuraシリーズの観光列車に改造されて活躍しているみたいです。筆者は観光列車にほとんど縁が無いので残念ながらshu*Kuraシリーズは乗ったことがありません。

さて八戸線、小中野駅から1.7kmで陸奥湊駅。島式ホーム1面2線、列車交換します。跨線橋に橋上駅舎があります。北口駅前に八戸市営魚菜小売市場があって新鮮な魚介類が並べられています。

上り列車が先に入って待っていました。

「うみねこレール八戸市内線」の駅名標が写せませんでした。通常のJR東日本タイプの駅名標。1926年(昭和元年)に国有鉄道の駅としてスタート。1928年(昭和3年)から1986年(昭和61年)までの長期間八戸セメント工場の発送拠点として専用線が設けられていました。業務委託ですが有人駅。

駅名に「陸奥」の旧国名が冠されているのは、1985年(昭和60年)に廃止された湊駅が1894年(明治27年)と30年以上先行して開業していたためです。

高台からどんどん降りてゆきます。勾配標が写っていないのが残念。

駅予告票。すごい豪奢な駅名です。白銀!「はくぎん」か「しろがね」か?

陸奥湊駅から1.3km。単式ホームのシンプルな駅です。周囲は街中という感じがしています。

「しろがね」駅でした。駅の所在地が八戸市大字白金町です。1934年(昭和9年)開業。2005年(平成17年)までPOS端末が設置された有人駅でした。現在はトイレも撤去され簡易自動券売機が置かれています。次の鮫駅までが「うみねこレール八戸市内線」の愛称が付けられています。看板が半分しか写っていませんが。

市街地をグネグネとカーブしながら進みます。先が見えません。

カーブの先にいきなり線路が分岐しています。左には保線用車両でしょうか。

白金駅から1.5kmで鮫駅です。この駅名もすごいなぁといつも思いますが、駅所在地が八戸市大字鮫町字日二子石(ひふたごいし)なのです。字以下の地名「日二子石」もかなり珍しいと思います。魚の鮫とは無関係の地名で、「沢」が転訛したという説や。八戸港が17世紀には鮫浦港と呼ばれていたからなど諸説が流布しています。

この駅で観光客らしき方々が降りてゆきました。駅の近くに国の天然記念物「蕪島(かぶしま)」があるからでしょうか。人家の近くにあるウミネコの繁殖地として有名です。何と4万羽のウミネコが8月まで島にいるというのです。

次回は車窓から見えた蕪島の写真も紹介します。

(写真・記事/住田至朗)


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