人口希薄地帯に入ります 晩夏鉄道旅顛末記17【50代から始めた鉄道趣味】163

2019.11.30

※2016年11月撮影

トップ画像は、鰺ヶ沢駅に到着する深浦行。先頭車両はキハ48 505。この車両も五能線色から首都圏色に2003年(平成15年)に塗り替えられています。JR東日本秋田支社さんのサイトにこんなのがありました。https://www.jreast.co.jp/akita/topics/syu5/

雨の中、日本海沿いを南下します。陸奥柳田駅から2.7kmで北金ヶ沢駅。相対式ホーム2面2線の交換可能な駅です。下りホーム側に木造駅舎がありますね。ホームのエッジ部分は新しく作り直されています。

2016年(平成28年)11月、下り弘前行の列車から撮ったカット。駅舎にはホームから階段を降ります。

※2016年11月撮影

同じく2016年(平成28年)11月、北金ヶ沢駅で交換列車待ちの時間があったので駅の外に出て駅舎を撮りました。木造駅舎は開業時からのものだとすると1931年(昭和6年)なのでもうすぐ築90年。良い風合いです。

※2016年11月撮影

駅名標。上記の様に1931年(昭和6年)開業。1971年(昭和46年)まで貨物の取扱がありました。駅名標の背後に線路が見えますが、その時代のなごりでしょうか。駅は早くも1986年(昭和61年)簡易委託化されました。2011年(平成23年)には無人化されています。

臨時快速リゾートしらかみは、信号システムの関係で列車交換が無い場合でもこの駅に運転停車します。2016年(平成28年)11月、上り東能代方面ホームのリゾートしらかみ「くまげら」編成。客扱いはしませんでした。筆者の乗る下り各駅停車と列車交換をしました。それで停車時間が長めにあって駅舎の写真などを撮ることができたのです。

※2016年11月撮影

北金ヶ沢駅から4.6kmで千畳敷駅。有名な観光地の千畳敷海岸は駅のすぐ近くです。

※2014年7月撮影

どうも「部分的に五能線に乗るツアー」というものがあるらしく、千畳敷駅から2両編成のキハ40系に50人くらいの観光客がど~っと乗り込んできました。リゾートしらかみに全線乗る時間がもったいないという忙しい観光旅行なのでしょう。例えば「リゾートしらかみ」で川部駅から東能代駅までは3時間20分ほどかかります。ちなみに筆者の様に各駅停車の場合は深浦駅で2時間近い休憩時間を挟んで4時間ほど乗車しますから合計6時間。この日はもっとかかる事態になるのですが。

筆者は海側の席にカバンを置いて写真を撮っていたのですが、小さな子供を連れた家族4人が無理矢理坐ってしまいました。常識的には荷物が置いてあるのですから3人は坐っても問題ないですが、4人は坐らないでしょ? 山側で空いている席に荷物を移動しましたが、その家族はそれが当然という表情でした。添乗員さんが平謝りしていましたが、むしろその非常識な家族(日本人)に呆れました。

写真は千畳敷駅から東能代側にホンのちょっと走ると広がっている千畳敷海岸。満ち潮ですねぇ。

※2016年11月撮影

この千畳敷駅からは人口の少ないエリアを走ります。千畳敷駅を中心とした半径500mの円の中には3世帯8人が住んでいるだけなのです。(2010年国勢調査)まぁ円内の半分は千畳敷海岸と海ですが。それにしても少ないです。

千畳敷駅から2.1kmで大戸瀬駅。1933年(昭和8年)に開業。1971年(昭和46年)には無人化(簡易委託)されていますから、50年近くも無人駅ということになります。2002年(平成14年)にはその簡易委託も解除されて完全な無人駅になりました。

2010年(平成22年)古い木造駅舎は現在の小さな待合室に建て替えられました。

※2016年11月撮影

この大戸瀬駅の周囲も千畳敷駅ほどではありませんが住民は少なくて、駅を中心にした半径500mの範囲には27世帯88人が生活しています。(2010年国勢調査)

この駅からいよいよ海岸を走ります。

(写真・記事/住田至朗)


LINEで送る

オススメ記事

こちらの記事もオススメです