JR東日本やOKI、ドローン搭載型MNB測深機で河川橋梁付近を測量_最新モデルをCEATEC 2019で公開

2019.10.10

OKI、JR東日本、FPV Roboticsは、空飛ぶ水中測深装置「ドローン搭載型MNB(multi narrow beam)測深機」による、河床状況調査の作業効率化・安全性向上に関する実証実験を始めた。

実証実験で3社は、OKIグループの関係会社OKIシーテックの可搬ボート型マルチビーム測深機「CARPHIN V(カーフィン ブイ)」の測深装置部・測定場所への移動手段となるドローンの活用を検討。

CARPHIN V は、小型・軽量な無人船体に測深装置部を一体化した装置で、有人測量船では測定が不可能な港湾や湖沼、小規模河川などで MNB方式の深浅測量の実績を積んできた。

今回、3社で検討した結果、CARPHIN V の測深装置部をさらに小型化し、水空両用ドローンと一体化することで、調査対象場所へのアプローチから着水、測定対象範囲の水上航行と測深、離水、着陸までの一連のプロセスを、遠隔操作または自動制御できるようにし、橋脚付近の河床状況調査での作業効率化を実現。安全性も向上させた。

今後、試作機の運用試験による課題整理や技術検証を行い、実フィールドでの実証実験、実運用に向けたルールなどを3社で検討していく。

また OKI は、このドローン搭載型MNB測深機を「CARPHIN air(カーフィン エア)」として、2020年度第三四半期に販売する構え。

この CARPHIN air は、10月15~18日 幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催される CEATEC 2019 の OKIブース(ホール4 小間番号A005)で公開される。

JR東日本モビリティ変革コンソーシアムでは、河床状況調査を対象とした測深技術について検証。河川橋梁の維持管理のために行う橋脚付近の河床状況調査では、おもに橋梁の上から錘の付いたロープを水底まで下ろして河床の状況を測定。測定箇所が限定される、流速が早い場合は測定精度が低下するなどの課題があった。

3社は、コンソーシアムのロボット活用WGマルチビーム測深SWGで、こうした課題の解決に向け、MNB測深機とドローンを一体化した「ドローン搭載型MNB測深機」による河床状況調査の実証実験を推進していく。

写真 記事:鉄道チャンネル編集部


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