現在の境界駅と新たにSuicaの利用が可能になる15駅 画像:JR東日本

JR東日本は10月29日、常磐線草野~浪江間(首都圏エリア)の13駅、小高・磐城太田(仙台エリア)の2駅にて、来春新たにSuicaの利用が可能になると発表しました。

対象区間ではタッチ&ゴーによる乗車のほか、Suica定期券が利用できるようになります。ただしSuicaは各エリア内完結の利用となるため、首都圏エリアと仙台エリアをまたがって利用する場合はあらかじめ乗車券を購入しておく必要があります。

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「大都市近郊区間」も拡大

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Suica利用区間の拡大に伴い、首都圏エリア及び仙台エリアの「大都市近郊区間」も拡大します。常磐線のいわき~浪江間は「東京近郊区間」に、常磐線の原ノ町~小高間は「仙台近郊区間」となります。

旅客営業規則に規定する大都市近郊区間のイメージ図 画像:JR東日本
旅客営業規則に規定する大都市近郊区間のイメージ図 画像:JR東日本

「大都市近郊区間」内のみを普通乗車券または普通回数乗車券で利用する場合は、乗車経路を問わず最も安くなる経路で計算した運賃で乗車することができます。

また「大都市近郊区間」内のみを普通乗車券で利用する場合、乗車区間の営業キロにかかわらず、乗車券の有効期限は利用当日限りとなり、途中下車することもできません。

常磐線15駅へのSuica利用可能エリアの拡大は2020年春頃の予定です。

鉄道チャンネル編集部