JRグループは25日、2025年度お盆期間の指定席予約状況を発表しました。

対象期間は8月8日(金)~17日(日)までの10日間。JRグループ全体では、新幹線の予約可能席数が789万席(前年度比102%)、予約席数が291万席(前年度比101%)。在来線の予約可能席数が357万席(前年度比99%)、予約席数が69万席(前年度比101%)です。

※数字は全て7月24日時点のもの。山形新幹線は8月から一部列車を除き通常ダイヤでの運転を再開しますが、お盆期間の指定席の発売を開始して間もないため、本集計からは除かれています。

各社の傾向を見ると、JR東日本は新幹線・在来線ともに予約席数が前年を上回っており、東北新幹線(前年度比110%)、秋田新幹線(前年度比109%)、常磐線特急「ひたち」「ときわ」(前年度比117%)などに予約が集中しています。

東海道新幹線は予約可能席数488万席(前年度比101%)、予約席数が158万席(前年度比98%)。山陽新幹線は予約可能席数275.1万席(前年度比99%)、予約席数が83.4万席(前年度比97%)。お盆期間中は東海道・山陽新幹線「のぞみ」が全席指定席での運行となりますのでご注意ください。9日午前の下りなどすでに満席になっている便もあり、早めの予約や日時をずらしての予約を呼びかけています。

なお、博多駅の「ひかり広場」と小倉駅の新幹線改札においては、「みどりの窓口」の混雑緩和ときっぷの受け取りなどの利便性向上を図るため、7月上旬時点で「みどりの券売機」を増設しています(博多駅は5台から10台に、小倉駅は4台から5台に増設)。

九州新幹線・西九州新幹線は予約可能席数が37.7万席(前年度比97.9%)に減ったものの、予約席数は14.8万席(前年度比99.7%)と堅調で、いずれも下りは前年度の予約席数を上回っています。観光列車は予約可能席数が倍になった「あそぼーい!」が予約席数2,089席(前年度比108.2%)と微増。他は予約席数が前年度比80%前後におさまっています。

【参考】
【あそぼーい!編】熊本・阿蘇・人吉を巡って「熊本プレDC」を体験! D&S列車で熊本から阿蘇駅へ
https://tetsudo-ch.com/12999213.html

北海道新幹線は予約可能席数が19.9万席(前年度比103.3%)、予約席数は6.3万席(前年度比95%)。在来線は予約可能席数が14.8万席(前年度比94.5%)に減、予約席数が3.9万席(前年度比95.8%)となりました。

※今春のダイヤ改正で廃止された特急「大雪」の実績を除いています。

JR四国は指定席の予約可能席数が20.3万席(前年度比103%)、予約席数は5.7万席(前年度比103%)。8月9日~11日、16日・17日の5日間は、特急「しおかぜ」の指定席を例年より拡大するため、自由席の混雑が予想されています。

サンライズ瀬戸は2,920席中の2,780席がすでに埋まっており、予約率は95.2%。昨年と変わらない数字となりました。

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