駅前にパチンコ屋はありません 【駅ぶら01】小田急江ノ島線22
町田駅も新宿側に引き上げ線があります。江ノ島線の列車、朝夕の時間帯1時間に1~2本の町田行が運転されています。その折返し用ですね。
玉川学園前駅附近は丘陵地帯を切り開いて作られています。
町田駅から2.9kmで玉川学園駅。相対式ホーム2面2線に跨線橋。跨線橋はホームの真ん中辺りに設けられています。
小田原駅側に踏切があります。
駅名標。この駅は1929年(昭和4年)玉川学園の創立者(成城学園の主事出身)が小田急に駅舎を無償で提供して開業されました。玉川学園の創立者は駅ができることで周辺の土地を住宅地として開発しそれを売ることで得た資金で玉川学園を建設しました。
余談です。学生時代に美学の教授が玉川学園前駅に住んでいたので同窓生と遊びに行ったのが筆者がただ一度玉川学園前駅を利用した経験です。教授の家まで、やたらに坂道を上り下りしたことを覚えています。
オーディオマニアだった教授はアキュフェーズの真空管アンプと輸入が始まったばかりのタンノイで延々とバッハをかけてくれました。1980年頃の話です。ちなみに筆者の専攻は西洋美術史でした。
前面展望を登戸駅まで撮ったあと、一駅ずつ戻りながら撮影しました。玉川学園前駅に来た時は15時15分。下りホームです。奥が小田原駅方面になります。
跨線橋に登って橋上駅舎の改札口。ちょうど小学生の下校時刻で大勢のお母さんたちが迎えに来ていました。セブンイレブンが改札口の横にあります。
改札口の外から。お迎えのお母さんたちはカメラの背後にかたまっています。
跨線橋から、玉川学園前駅のほぼ北側に広大な面積を占める玉川学園の方を見ています。これは大学図書館の様です。残念ながら玉川学園に在校する友人はいなかったので学園を訪れたことがありません。東西南北1km近い敷地です。でも創立者は賢いですよね。鉄道敷設前に丘陵地帯をタダ同然で安く買い占めて敷かれた鉄道(小田急小田原線)に駅を提供するコトで住宅地としての価値を飛躍的に高めて、その販売による資金で学校を建設したのですから。
南口に出ました。というか東口という方向です。小田急マルシェが橋上駅舎に繋がっています。駅前通りは広くありません。手前の黄色はコミュニティバスです。
北口に出ました。こちらは橋上駅舎と同じ高さ。この通りを小田急線に沿って左に行くと玉川学園大学の正門があります。その先は幼稚園から大学まで玉川学園の広大な敷地、道路がないのでグルッと玉川学園の周囲を迂回して鶴川駅方面に向かうコトになります。
これは学園と反対側、商店街の様になっています。
前面展望と逆の順番で各駅を撮っているので感覚がおかしくなりますが、次の駅に向かいます。
【駅ぶら01】小田急江ノ島線23 に続きます。
(写真・記事/住田至朗)