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動かないし、中間車のみだけど―――。

1968年、都営地下鉄 三田線の開業とともに走り出した初代三田線車両 東京都交通局 6000形。

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現在の2代目6300形にその役目をゆずるまで、30年あまり走り続けたこのセミステンレス車はいま、秩父鉄道や熊本電鉄、インドネシアで第二の人生を走らせている。

いっぽうで、東京から40km西の千葉県内に、奇妙な編成の都営三田線6000形がいる。

京成線が駆け抜ける印旛沼の山間、佐倉草ぶえの丘。11月17日の夕方、ザリガニや地元野菜をもとめて印旛沼のまわりをクルマで走っていたら、こんな都営三田線に遭遇した。

非冷房時代のルーフ、連結面扉に一般用ドア

都営三田線 6000形 6145と6146。巣鴨〜日比谷の延伸開業にむけてつくられた2次車で、パンタなし電動車とパンタつき電動車のユニットペア。

妻面までまわりこむコルゲートディティールや、近畿車輌がつくった台車は、雨ざらしで劣化がすすんでてもインパクトあり。

冷房化を見込みながらも非冷房のまま引退したルーフ部の形状は、子どもたちがよじ登るアスレチック施設から見下ろせる。

階段をのぼって車内に入れば、現役当時の車内広告や、抹茶色のシートがそのまま。

―――この6000形の動いてるシーンをみたい、と思ったら、秩父鉄道や熊本電鉄、インドネシアへ。

動かなくていいから、ミニ鉄道に乗ったり、ヤギやポニーにえさをあげたり、キャンプしたりバーベキューしたり、バラ園を歩いたり、印旛沼のまわりを走ったり、京成線に手を振ったり……の途中で6000形に会うならば、佐倉草ぶえの丘へ。

地元 農家の野菜や漁場のザリガニをあれこれ買う食べるもいいよ。

画像 動画 記事:鉄道チャンネル編集部