足柄駅を出発する前の各駅停車前面展望。信号が赤で踏切は開いています。

出発しました。北には”峨々たる”とでも言いたくなる高い山がそびえています。この辺りで伊豆箱根鉄道大雄山線(電化・単線)を跨いでいるんですが、もう一つ先の橋梁かな。

800m足らずで酒匂川に合流する狩川を渡ります。

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上流側に富士山のアタマが見えました。やっぱり近いなぁ。この写真は一度小田原駅に戻って、各駅停車で一駅ずつ撮影してる時に撮ったものです。

足柄駅から1.6kmで蛍田駅。何だか山に向かっているみたいですね。左の「確 蛍 認」の蛍は駅のことですよね。右にポイントが撤去されている側線があります。レールが錆びていない様に見えるのが不思議です。

上りホームには人がいますが、下りホームは無人。左に駅の出入口が見えます。

ここからは、一度小田原駅まで戻ってから改めて各駅で降りて撮影しているカットになります。上りホーム、小田原駅方面を見ています。ホーム長が6両編成分なので10両編成の優等列車は停車できません。

上りホームを小田原駅側に行って新宿駅側を見ています。午前10時過ぎですが、相対式の下りホームは人がいません。

駅名標。1952年(昭和27年)開業。駅名は、古くから周辺が蛍の名所だったことから命名されたそうです。駅所在地は小田原市蓮正寺、当初は地名から蓮正寺駅という案もあったようです。

余談ですが、伊豆急に蓮台寺という駅があります。上記の蓮正寺からの連想です。筆者は、横山光輝さんのマンガ「伊賀の影丸」に出てきた闇一族の首領「蓮台寺」を思い出してしまうのです。しかし何と言っても忘れがたいのが甲賀七人衆の筆頭「不死身の阿魔野邪鬼」です。1回死んでも生き返るのですから、小学生だった筆者は不思議で仕方が無かったのです。

跨線橋に上りました。エレベーターがないので階段の登り降りで膝の痛む筆者には苦行です。小田原駅側を見ています。逆光気味です。

これから向かう新宿駅方面。山々が美しい。左端に富士山が写っています。

左(西)にカメラを向けると富士山。手前に鉄塔があるのもかえって面白いかな。どっちみち、跨線橋の端からなので鉄塔を避けるカメラ位置がないのです。

上りホーム小田原駅寄りに西口、改札口があります。駅舎もこちらにあります。時間帯によって無人駅になります。

西口正面。改札口の右側に自動販売機コーナーがありますが、かつては売店だったという雰囲気です。

小田原駅側踏切の反対側に下りホームの東口があります。こちらは無人改札です。

駅前は小さな広場になっています。居酒屋「蛍田駒龍」に少し惹かれました。遠い山を見ながら一献、良さそうですが、夕方ここで飲んだら帰りたくなくなっちゃいそうです。

初めて降りる駅が続きます。【駅ぶら01】小田急線56 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)