両陛下「親謁の儀」で神武天皇陵をご参拝 JR東海おすすめの「橿原神宮周辺と今井町」観光スポットをご案内
天皇皇后両陛下が皇位継承に伴う一連の国事行為「即位の礼」と、一世一度の重要祭祀「大嘗祭(だいじょうさい)」を終えたことを報告する「親謁の儀(しんえつのぎ)」が本日、奈良県橿原市の神武天皇陵で行われました。「親謁の儀」とは天皇が変わったことをご先祖様に報告する儀式のことで、天皇皇后両陛下は第一代天皇の神武天皇陵にも参拝の為いらっしゃいます。
神武天皇陵の詳細はこちら ⇒【天皇皇后両陛下も参拝 JR東海「うまし うるわし 奈良」で訪れた神武天皇陵や勅使館をご紹介】(https://tetsudo-ch.com/9884491.html)
そんな、今注目されている神武天皇陵の側には神武天皇とその皇后が祀られた橿原神宮など、周辺には様々な魅力溢れるスポットが。
橿原神宮の詳細はこちら ⇒【JR東海「うまし うるわし 奈良」で日本のはじまりの地・橿原神宮へ】(https://tetsudo-ch.com/9857295.html)
今回はJR東海「うましうるわし奈良キャンペーン」にておすすめされている橿原神宮周辺や橿原神宮にほど近い今井町にある観光地をご紹介致します。
橿原神宮周辺(明日香村)
【飛鳥寺】
日本最初の元号「大化」が生まれた飛鳥に現存する飛鳥寺。596年に蘇我馬子が建立し、日本初の本格的伽藍を備えた仏教の寺院です。
本尊には「飛鳥大仏」として知られている釈迦如来坐像が。1400年前に推古天皇が命じて蘇我馬子に作らせた、現存する日本最古の仏像です。銅製の大仏で高さは約3メートル、大陸的な面長の顔が特徴的で、中国や朝鮮半島の人がモデルではないかと言われています。鎌倉時代の火災で全身を罹災(りさい)してしまいましたが、顔と右手の大半は当初のままといわれ、重要文化財に指定されています。
竪穴式住居が一般的であった飛鳥時代に瓦建築第一号が建設されたのは飛鳥寺であったそう。瓦屋根の住居が広まるきっかけでもあり仏教のスタートの地でもある、まさに日本国家のはじまりの地ですね。
【奈良県立万葉文化館】
新元号「令和」の出典となったことで話題を集めた万葉集。そんな万葉集を中心とした古代文化に関する総合文化拠点として、見て、感じて、体験して学べるミュージアムです。
当時の「市」を再現した「歌の広場」や遊びや暮らしを体験できる「万葉おもしろ体験」など、歌に込められた万葉歌人の心情や万葉人の世界を様々な展示や演出で体感できます。新元号として「令和」が発表され4,5月は来場者数も2倍になったそう。文法を気にせず読んでみたり、面白い歌を見つけたり、文字の使い方のクイズとして見るのもおすすめの楽しみ方だそう。
今井町
江戸時代の町並みが残る環濠集落で「重要伝統的建造物群保存地区」として国に指定された今井町。防衛のため町を環濠で囲んだ城塞都市としての機能を持ち、戦国時代には織田信長と対峙したことでも知られています。東京ドーム4~4個半の広さを要するが、商業化せずに閑静な住宅街として伝統的建造物が多数現存しています。
【河合酒造】
清酒のはじまりの地は奈良であり、今井町の井戸から湧く水も良質なことから町内に数軒の酒造があったようですが、今井町で残っているのは「河合酒造」のみ。また、県内唯一の女性の杜氏さんが造っており、重要文化財に指定されている主屋を見学することもできます。
代表銘柄は、昭和の時代に男性の夢やロマン、希望を込めて付けられた「出世男」です。
【フレンチレストランTama】
今井町唯一のフレンチレストラン。築150年以上の古民家をリノベーションし、約8年前にオープンしたそう。
御所市の農家から仕入れる野菜や五條市のばあく豚、大塔町の鹿肉など奈良の旬の食材を使用し、フレンチの枠にとらわれないヘルシーな味わいに仕上げています。
人生初の鹿肉でしたが全くクセが無くあっさりしていて驚きました。事前予約が必要なので今井町に行かれる際は是非チェックしてみてはいかがでしょうか。
番外編(桜井市)
【安倍文殊院(あべもんじゅいん)】
「三人寄れば文殊の知恵」で有名な智恵の仏様・文殊菩薩像を本尊としてお祀りする大化元年に創建された古刹。安倍一族の発祥の地であり、大化の改新時に左大臣となった安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)によって創建された日本で最古に属する寺院です。
天才仏師・快慶の作と伝わる文殊菩薩像は高さ約7メートルを誇り、4人の脇侍を従えて海を渡る「渡海文殊(とかいもんじゅ)」の様子を表しています。今から800余年前の鎌倉時代に建立され、国宝にも指定されています。
「東大寺」や「奈良公園」という奈良県を代表する観光スポットの他にも、奈良は見どころが満載!「親謁の儀」にて天皇皇后両陛下がいらっしゃった橿原市にも魅力的な観光地やオシャレな飲食店が多数揃っています。この機会に是非、奈良県橿原市を訪れて日本のはじまりを体感してみてはいかがでしょうか。
(記事:柏原美紀、写真:神森沙織)
【関連記事】
JR東海公式!「タピオカ新幹線」に迫る!(https://tetsudo-ch.com/9880303.html)