北陸で日本の“美”を堪能 JR西日本「Japanese Beauty Hokuriku」キャンペーンを開催中【富山編】

「日本の美は、北陸にあり。」
JR西日本は、JR東日本、JR東海、北陸三県誘客促進連携協議会と連携し、冬ならではの食素材や温泉、歴史的な名所や伝統工芸などの豊かな観光資源をもつ北陸の魅力を存分に楽しめる「Japanese Beauty Hokuriku」キャンペーンを開催中。「北陸の持つ美」とは、「世界に誇れる、日本を代表する美」であるという想いのもと、北陸の美を堪能できるスポットやグルメを紹介しています。また、北陸新幹線が開業5周年を迎えたことを記念した特別プログラムも多数用意しているそう。
北陸にある魅力を体感すべく、私もJR西日本おすすめの観光スポットを巡ってきました!【石川編】(https://tetsudo-ch.com/9972566.html)に続き、北陸3県の“美”をエリアごとにご紹介致します。
『能作鋳物製作体験』(能作)【富山県 高岡市】
高岡駅よりタクシーで約20分、新高岡駅より約15分


「能作」は鋳物のまち、高岡で主に仏具、茶道具、花器を製造する工場として創業。近年は錫の柔らかい特性を生かした曲がる器や銅と亜鉛の合金「真鍮(しんちゅう)」を用いて作られたインテリアなど伝統技術にモダンなデザイン性を付加した製品を製作しています。



2017年に移転オープンした新工場では工場見学や鋳物製作が体験できる他、カフェやショップ、観光案内所が併設するなど産業観光の拠点にもなっています。今回は北陸新幹線開業5周年企画として新幹線型のペーパーウェイト製作を体験させて頂きました!


新幹線の原型を中央に置き、その周りに砂を入れていきます。生型鋳造法と呼ばれ、鋳物用の砂を押し固めて成形する方法です。


新幹線を抜き取ったら鋳型ができ、その中に丁寧に錫を流し込んでいきます。

錫の温度はなんと275度!試しに流してみると一瞬で固まりました。


砂を取り払い、冷まして完成!世界に一つだけのオリジナル新幹線ができました。ペーパーウェイトは誰でも簡単に製作できるので、お子様1人でも楽しめます。工場見学、体験には事前予約が必要なので是非HPをチェックしてみてください。
能作HP ➡︎ https://www.nousaku.co.jp/
『三郎丸蒸留所』【富山県 砺波市】
油田駅より徒歩1分


三郎丸蒸留所は北陸でただひとつのウイスキー蒸留所。1952年から続く若鶴酒造のウイスキーづくりの原点で、水と緑豊かな砺波の自然の恵みにより造られています。

蒸留所内は見学可能。モルトから原酒が生まれる工程を五感で体感できます。

糖化タンクではウイスキーの原料となるモルトと温水を混ぜ合わせ、糖がたっぷり含まれた麦汁を造ります。

麦汁に酵母を加えて醸酵させたものを蒸留器へ。銅と錫の合金でできた世界初の蒸留器で、2回蒸留が行われます。これを冷却・液体化させ、アルコールや香り成分を取り出し、アルコール度数約70度のウイスキーの原酒が出来上がり。

無色透明のウイスキーは樽熟成によって琥珀色へ変化します。熟成期間は最低でも3年、長いものでは数十年も寝かせるそう。サントリー使用しているミズナラ樽をはじめ、バーボン樽やシェリー樽など様々な種類の樽が眠っています。

実際に試飲させて頂きました!琥珀色に光って美しい。。すっきりした味わいですが芳醇な香りが広がってウイスキー初心者の私でも飲みやすかったです。
施設見学には予約が必要なので予約状況カレンダーにて確認してみてください。また、北陸新幹線のお帰りの切符を提示すれば、特別料金でウイスキーが飲めるプランも。お酒好きの方にはおすすめの観光スポットです。
三郎丸蒸留所HP ➡︎ https://www.wakatsuru.co.jp/saburomaru/

金沢などの有名な観光スポット以外にも北陸には多くの魅力が詰まっています。少し足を延ばして、北陸でしか味わえない新鮮な魚介類や冬場の美しい情景を体感してみてはいかがでしょうか。
「Japanese Beauty Hokuriku」キャンペーンの詳細はこちらから ➡︎ https://hokuriku-w7.com/jbh/
(記事:柏原美紀、写真:神森沙織)
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