妙成寺の美しい情景

「日本の美は、北陸にあり。」
JR西日本は、JR東日本、JR東海、北陸三県誘客促進連携協議会と連携し、冬ならではの食素材や温泉、歴史的な名所や伝統工芸などの豊かな観光資源をもつ北陸の魅力を存分に楽しめる「Japanese Beauty Hokuriku」キャンペーンを開催中。「北陸の持つ美」とは、「世界に誇れる、日本を代表する美」であるという想いのもと、北陸の美を堪能できるスポットやグルメを紹介しています。また、北陸新幹線が開業5周年を迎えたことを記念した特別プログラムも多数用意しているそう。

北陸にある魅力を体感すべく、私もJR西日本おすすめの観光スポットを巡ってきました!【福井編】(https://tetsudo-ch.com/9964060.html)に続き、北陸3県の“美”をエリアごとにご紹介致します。

『九谷セラミック・ラボラトリー』【石川県 小松市】

小松駅東口よりタクシーで約10分

九谷焼
九谷焼で作られた置物
九谷焼の小さな下駄

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石川県の伝統工芸品といえば九谷焼ですよね。色絵陶磁器の最高峰とも称される九谷焼は1655年頃、加賀百万石の支藩である大聖寺藩内の九谷の地で鉱山開発中に陶石が発見され、大聖寺藩の藩主・前田利治がその地に窯を築き、磁器の生産を開始したことが始まりと言われています。

九谷セラミック・ラボラトリー
館内

「九谷セラミック・ラボラトリー」は製土工場・ギャラリー・体験工房・レンタル工房・外土間を兼ね揃えた、複合型の九谷焼創作工房。小松市が誇る”石文化”の可能性を探求し、進化を続ける九谷焼の”美”と”技”を体感できる場として観光客にも人気です。

丁寧に説明してくれる職人さん

体験工房ではろくろ体験や手びねり体験など様々なメニューが。その中から私は絵付け体験に参加させて頂きました。

焼成したら色が変化する絵具も
絵付け中

”九谷五彩”と呼ばれる赤・黄・紺青・青(緑)・紫の五色の絵具を用いて、上絵付けという技法を塗り絵感覚で楽しめます。自由に絵を描いてオリジナルの食器を製作。テンプレートが置いてあるので絵を描くのが苦手な方でも挑戦できますよ。

絵付け完成!

描き終えたものは仕上げ作業と焼成を行い発送してくれます。旅行のお土産や贈り物としてもおすすめです!

九谷セラミック・ラボラトリー HP ➡︎ https://cerabo-kutani.com/

 

『妙成寺』【石川県 羽咋市】

バス停「妙成寺口」より徒歩約10分

妙成寺
向かい合って立つ仁王像

妙成寺は今から700年余り前の鎌倉時代後期に、宗祖・日蓮聖人(にちれんしょうにん)の孫弟子・日像(にちぞう)上人を開祖に建立され、加賀藩前田家から手厚い庇護を受けていました。

国指定重要文化財の二王門
浄行堂(じょうぎょうどう)

10棟の木造建築物が国の重要文化財に指定されているほか、石川県指定の文化財も3棟あり、歴史的価値の高い建造物が集結しています。

五重塔

中でもシンボルの五重塔は圧巻。北陸唯一の五重塔は高さ34.18メートルで、加賀藩3代藩主前田利常の母・寿福院が願主となり建立させたと伝わっています。

妙成寺でしか見られない五重塔の栩葺(とちぶき)

屋根は五重塔としては珍しい薄い板を張り付けた「栩葺(とちぶき)」と言われる仕様に。

書院

「Japanese Beauty Hokuriku」キャンペーン期間中は、通常見学できない国重要文化財の「書院」が内覧できる特別プログラムも。僧侶に案内して頂いたり、「ご祈祷」を体験できるプランも用意されています。

奥には御霊屋が
希少価値の高い骨董品

「書院」は参拝の際の休息所として加賀藩5代藩主・前田綱紀が建立。掛け軸など大変貴重な品々が当時のまま残されています。

池泉鑑賞式(ちせんかんしょうしき)の庭園
位牌が配された御霊屋

石川県指定名勝の風情豊かな書院庭園や寿福院らの位牌を配した御霊屋など、ここでしか見ることのできない情景が広がります。書院内覧は2020年3月31日までなのでお早めに!お問い合わせは妙成寺へ。

妙成寺 HP ➡︎ https://myojoji-noto.jp/

 

『花嫁のれんちらし寿司』(松乃鮨)【石川県 七尾市】

七尾駅より徒歩10分

「花嫁のれんちらし寿司」汁物付 2,700円(税込)

「花嫁のれんのまち」、そして「すし王国能登」といった特色を生かした名産品「花嫁のれんちらし寿司」。花嫁の頭を覆う「角隠し」風にデザインされたパッケージが特徴のちらし寿司です。

松乃鮨
花嫁のれんを手にする柏原

七尾市の寿司屋さん6店舗で提供されており、今回は松乃鮨で頂きました。花嫁の幸せを願う婚礼道具「花嫁のれん」や花嫁衣装の色打掛をイメージした彩り華やかな一品。パッケージは実際に被ることができるようです。

ネタが7種入った華やかなちらし寿司

七尾産の酢飯の上には、北陸を代表する冬の味覚のカニの身を爪ごと入れて花嫁の角に見立てています。朝獲れの地物ネタを中心にぶり、たこ、甘海老など七尾にちなんで七品を使用。写真映えする宝石のようなちらし寿司は見た目も楽しい贅沢な逸品です。予約が必要なので事前に店舗へ連絡してみてくださいね。

花嫁のれんちらし寿司 HP ➡︎ https://www.su-si.net/hanayome/

【富山編】(https://tetsudo-ch.com/9975766.html)へつづく。。
「Japanese Beauty Hokuriku」キャンペーンの詳細はこちらから ➡︎ https://hokuriku-w7.com/jbh/

(記事:柏原美紀、写真:神森沙織)