金沢文庫駅を出発します。

金沢検車区、右側には総合車両製作所(J-TREC)もあります。金沢文庫駅~金沢八景駅間は個人的には京急本線のハイライトですね。

金沢文庫駅~金沢八景駅の区間は京急線で唯一の複々線区間です。金沢八景駅が見えてきました。金沢文庫駅から1.4kmのワンダーランド。

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この写真は2017年4月に三線軌条を追って来た時に撮ったものです。

※2017年4月撮影

この踏切、左側に京急車両がズラッと並んでいて壮観なのです。上と同じ時の写真です。

※2017年4月撮影

金沢八景駅は島式ホーム2面4線です。

ここから【駅ぶら】カットになります。上りホーム品川側から浦賀方面を見ます。

浦賀側端部に移動して左に直進する浦賀方面と右にカーブする逗子・葉山駅(旧・新逗子駅)方面。

上りホームの浦賀側から品川方面を見ています。

やはり金沢八景駅と言えば4番線の三線軌条です。金沢文庫側で総合車両製作所(J-TREC)に行く三線軌条は左に分岐しています。三線軌条は逗子・葉山駅(旧・新逗子駅)から金沢文庫駅までで改めて紹介します。

駅名標。このデザイン、湘南というイメージを受けるので個人的に好きです。

金沢八景駅は、1930年(昭和5年)湘南電気鉄道によって開業しました。京浜電気鉄道、戦時下の大東急時代を経て1948年(昭和23年)京浜急行電鉄発足以降は京急の駅になっています。1989年(平成元年)横浜シーサイドライン(横浜新都市交通)の金沢八景駅開業。当初シーサイドラインの金沢八景駅は京急駅から150mほど東に離れていましたが2019年(令和元年)京急金沢八景駅に接続されました。駅名標の右後にシーサイドラインの駅が見えています。

ホームの山側にある古い建物は湘南電気鉄道開業以来の瀬戸変電所です。1930年(昭和5年)の建築でしょうか。もちろん現在は使われていませんが、できれば残して欲しい貴重な歴史です。内部が見学できると嬉しいですね。

かつては階下、地上にあった駅舎が橋上駅舎に変わりました。新しい改札口。

金沢八景という地名の元になった「金沢の景勝地・八景」歌川広重の浮世絵がコンコースに飾られています。これはじっくり見てしまいました。

改札口の外はデッキ(これもペデストリアンデッキと言うのでしょうか)になっています。

そのまま、新たに駅が京急と接続された横浜シーサイドラインの金沢八景駅に直結しています。かつては、地上で交差点を渡り、ソレなりに歩きました、新しい乗り換えは、とてもイージーです。

地上に降りて、かつての駅出入口があったところを見ると、周囲は工事中ですが「エレベーター専用」と掲出された京急の駅出入口が残されています。前回金沢八景駅に来た際にこの改札口から逗子・葉山駅(旧・新逗子駅)に戻った時に利用しました。ホントにエレベーターだけで昔の階段が無くなっていました。

ちなみに撮影初日、この改札口を利用した時の写真です。

では、金沢八景駅周辺を【駅ぶら】します。

【駅ぶら03】京浜急行72 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)