琴平駅にて

JR四国が運行する「四国まんなか千年ものがたり」。伊予灘ものがたりに続く2番目の観光列車として、2017年4月より運行を開始し、多度津駅~大歩危駅間を土讃線経由で1往復しています。

 

乗車記念証

出発編(https://tetsudo-ch.com/10118490.html)に続き、「スイーツ紀行」の魅力をたっぷりご紹介致します。

 

スイーツが登場

いよいよお待ちかねのスイーツたちが!“四季の移ろい”をテーマとしたケーキやタルトが5、6品ずつワンプレートになって提供されます。

 

「春と夏」のスイーツプレート

こちらは「春と夏」をテーマに彩られたプレート。「薔薇とライチのジュレ」や「桜のチーズケーキ」など、花びらと抹茶の若草色によって、春の訪れや夏の爽やかさが表現されています。

 

「抹茶のオペラ」

中でも、シェフの一押しは「抹茶のオペラ」。京都の抹茶“八女茶”を使用したスポンジ、ムースをチョコレートのガナッシュと一緒に頂きます。抹茶の程よい渋みとチョコの甘さが相性抜群です。

 

「秋と冬」のスイーツプレート

またこちらは「秋と冬」をテーマにしたプレート。「いちじくのシフォンケーキ」や「りんごのフロマージュ」など、秋の味覚や淡くやさしい色合いが木々の紅葉をイメージさせます。

 

「マロニエ」

てんとう虫が可愛らしい「マロニエ」もおすすめの一つ。栗を使用したロールケーキで、マスカルポーネチーズムースの中には糖度の高い栗がたっぷり入っています。

 

「さぬき姫のショコラパフェ」

スイーツはこれだけでは終わりません!週替わりのミニパフェも運ばれてきました。私が乗車した日のメニューは「さぬき姫のショコラパフェ」。香川県産ブランドいちごの程よい酸味と伝統のバニラアイスのコクが絶妙なバランスを保っている逸品です。スイーツの大トリにぴったり!

 

スイーツ堪能中の柏原

これでもか!!というぐらいスイーツが次々と運ばれてくるので驚きました。。種類は豊富ですが、一つ一つが小さく可愛らしいので女性にはありがたいですね。
車両で四季を感じられるように、スイーツでも四季折々の味覚を存分に味わうことができます。

 

車内販売
洋菓子人気No.1のsweets box

ここでしか購入できないグッズもたくさん。車内販売では香川、徳島のご当地お菓子の他、「四国まんなか千年ものがたり」グッズなど様々な土産物が用意されています。一番人気は列車型のスイーツボックスだそう。

 

坪尻駅
スイッチバック
停車中の「四国まんなか千年ものがたり」

スイーツを堪能していたら「坪尻駅」に到着。スイッチバックの秘境駅としてマニアには有名な駅で、私も以前に下車したことがあります。

 

駅ノートの中からサインを探す柏原

鉄道チャンネルで絶賛放送中の「徳永ゆうきのぐるっと歌テツ旅」の際に訪れ、駅ノートにもサインしていたはずですが。。ノートが増えすぎて見つけられませんでした(笑)それだけ多くの方が訪れている人気の秘境駅なんですね。

 

琴平駅
千年ものがたり専用待合室
ラウンジ内

終着駅に向かう手前で「琴平駅」にも停車。こちらの駅には、千年ものがたりの専用待合室が完備されています。「四国まんなか千年ものがたり」の世界観が表現された、温もりある開放的なラウンジです。

 

あっという間に終点の多度津駅に到着。約3時間も乗車していたとは思えない程、時間を忘れて満喫していました。スイーツが提供される観光列車はありますが、スイーツビュッフェを乗せた観光列車は他にありません。インスタ映えするスイーツはスイーツ娘の番組を担当していた私にとって本当に夢のような空間でした。

 

さぬきの景色

本イベント「スイーツ紀行」は毎年開催されていますので、列車のスイーツパラダイスを是非一度体験されてみてはいかがでしょうか。

(記事:柏原美紀、写真:神森沙織)