2020(令和2)年3月29日(日)より、こどもの国線で「ひつじでんしゃ」が走り始める。

こどもの国線は長津田駅とこどもの国駅を結ぶ短い路線である。1959年4月の皇太子殿下(上皇陛下)のご成婚を記念して開設された「こどもの国」への交通機関として、1967年4月に開業した。施設は現在横浜高速鉄道株式会社が保有し、東急電鉄がその運営を行なっている。2000年3月29日には長津田駅~こどもの国駅間に「恩田駅」が開業、通勤線化した。

2018年10月より、こどもの国に併設されている雪印こどもの国牧場の「うし」をイメージした白と黒のラッピング車両「うしでんしゃ」が運行している。2020年3月末で運行を終了する予定であったが、好評につき運転期間を延長し「ひつじでんしゃ」とともに走らせる。

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「ひつじでんしゃ」は「うしでんしゃ」と同様にこどもの国牧場の羊をイメージした車両となる。Y0系 2両編成を1両ずつラッピングし、内装の壁面や床面は牧場風景に、外観を羊に見立てる。内装には羊だけでなく牛も描かれる。

同列車の投入により「こどもの国線」の全3編成のうち2編成がラッピング車両となる。運行終了時期は未定。

東急電鉄株式会社は社会福祉法人こどもの国協会および株式会社雪印こどもの国牧場とともに、こどもの国の魅力を発信し、沿線全体の魅力を高めていくとしている。

鉄道チャンネル編集部
画像:東急電鉄株式会社