トップ画像は、津久井浜駅での京急「すみっコぐらし」ラッピング電車。既にコラムの141、新大津駅でもこの車両を見かけました。その時は回送でした。

実はこの日、隣の三浦海岸駅から津久井浜駅までこの2100形に乗って来ました。こちらは三浦海岸駅でのラッピング電車。これに乗って、津久井浜駅で降りた後がトップ画像です。

降車してドアが閉まったタイミングで1枚撮っています。

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津久井浜駅の三崎口側から京急久里浜方面を見ています。頭上に跨線橋があります。地図を見るとちょっと驚きますが、駅前の道路を北上して神奈川県立津久井高等学校の前を通って1kmくらい進むと、初めてこの頭上の跨線橋を行った道に繋がる横道があるのです。約200m程の間隔で1kmほど並行しているのです。

京急久里浜側に少し移動して三崎口方面を見ています。先ほどの跨線橋、右側は丘陵になっています。

さらに京急久里浜側に進んで同じ方向です。ホーム上屋は途中まであります。

ホームの京急久里浜側に階下の改札口に行く階段とエレベーターがあります。

忘れるところでした。駅名標。1966年(昭和41年)3月野比駅(現・YRP野比駅)から久里浜線が延伸されて終点駅になります。しかし同年7月には三浦海岸駅まで延伸開業して途中駅になりました。わずか四ヶ月のターミナル駅だったのです。2007年(平成19年)エレベーターが設置されました。

余談ですが、筆者は子供の頃、杉並区阿佐ヶ谷に住んでいました。営団地下鉄(現・東京メトロ)の丸ノ内線が1961年(昭和36年)11月南阿佐ヶ谷駅まで開通、翌年1月に終点の荻窪駅まで延伸されるまで3ヶ月弱の期間、ターミナル駅だったことを思い出しました。丸ノ内線以前には青梅街道を都電が荻窪まで走っていました。短い期間でしたがトロリーバスが走っていたことも覚えています。

地上階の改札口。左側の鉄柵の部分、かつては有人改札の懐かしいブースがありました。

駅舎正面。駅前広場にはちょっと不思議な構造でバイクを固定するバイク駐輪場(駐車場?)がありました。

奥に駅出入口が見えていますが、不思議なコトに駅前の一等地ですが庚申塔が三基並べられています。庚申塔はデザインが共通。青面金剛の文字の上に日月(徹夜で行われた庚申なので太陽と月が飾られています)右の2基には下部に三猿(見ざる言わざる聞かざる)が彫られています。

しかし作られた時期は区々(まちまち)です。左端が一番新しく1908年(明治41年)年建立。指揮者のカラヤンと朝比奈隆さんが生まれた年です。真ん中は1816年(文化13年)建立。右端は、1824年(文政7年)、作曲家のアントン・ブルックナーが生まれた年に建立されました。

庚申塔の横に「村社 浅間神社」の石碑。京急線のガード下の細い通路が見えます。久里浜線の向こう側に浅間神社が鎮座しています。おそらく鉄道以前は参道が真っ直ぐのびていたのでしょう。

では線路の向こう、浅間神社に行ってみます。【駅ぶら03】京浜急行150 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)