※2014年7月撮影

十二湖駅、背景にピントが合ってしまいました。ほとんどカメラ任せ、偶然の写真しか撮っていない素人なのです。すみません。1959年(昭和34年)仮停車場として開業、1988年(昭和63年)通年営業の駅になりました。

※2014年7月撮影

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「十二湖」は広大なブナの森に点在する33の湖沼をある地点から見ると12に見えるというコトからの名称と言われますが詳細は不明。透明度の高い湖沼は、昭和28年(1953年)青森県立公園に指定されました。自然豊かな=人口の少ないエリアです。駅を中心にした半径500mの円内には、2世帯7人が住んでいるダケです。(2010年国勢調査)

羽越本線村上駅付近の「笹島流れ」が車窓としては有名ですが、個人的には五能線の岩館駅から最北端の千畳敷駅にかけての海景の方が荒々しい中に叙情的な静けさがあって好みです。

※2014年7月撮影

森山漁港の辺りです。道路よりも五能線の方が海際を通っているのでたっぷり海の香りを楽しむコトが出来ます。いつもは前面展望ばかり撮っていますが、五能線は車窓を撮影しています。自動車で行っても見ることのできない五能線ならではの日本海をしばらくご堪能ください。汐ヶ島には洞窟がある様に見えます。

※2014年7月撮影

陸奥岩崎駅。1932年(昭和7年)旧能代線がこの駅まで延伸され開業。終着駅でした。1986年(昭和61年)までは有人駅で交換設備のある相対式ホーム2面2線でした。

※2014年7月撮影

五所川原方面は、陸奥鉄道が川部駅~五所川原駅間を1918年(大正7年)開業。国有鉄道に買収され、1934年(昭和9年)深浦駅まで延伸されました。

1936年(昭和11年)深浦駅~陸奥岩崎駅間が開業し、全通、五能線と改称されて現在に至っています。

海を背に、イキナリ西洋風の建物があります。

※2014年7月撮影

ウェスパ椿山駅です。ウェスパ椿山は、1995年(平成7年)深浦町が開発したリゾート施設。2001年(平成13年)駅が開業。当初は「リゾートしらかみ」だけが停車する駅でした。2002年(平成14年)からは普通列車も停車するようになっています。

※2014年7月撮影

おそらく無人地帯を開発してリゾート施設が作られたのでしょう。ウェスパ椿山駅周辺に人は住んでいません。駅の周囲、半径1km直径2kmの円内にも住民はゼロです。(2010年国勢調査)

駅の横に、2006年日立市から移設された国有鉄道8620形蒸気機関車78653が静態保存されています。

※2014年7月撮影

艫作(へなし)駅。難読駅名です。一説によれば「へ・なし」とは「その辺り」という言葉。この辺りの崎が沖の船からは艫(とも=船尾)に見えたからという説もあります。1936年(昭和11年)開業。

※2014年7月撮影

珍しく海際に耕作地が広がっています。

※2014年7月撮影

まだまだ五能線の海景は続きます。

※筆者は既にコラムなどで今回の青春18きっぷ鉄道旅の写真を度々使用しています。重複していますが、御容赦ください。

(写真・文/住田至朗)