JR東日本は観光列車「TRAIN SUITE 四季島」の2020年度冬コースを発表した。今回は土曜日に上野駅を出発し関東をめぐる1泊2日コース、火曜日に上野駅を出発し東北をめぐる2泊3日コースを用意した。

1泊2日コースは「東国(とうごく)の冬日の光を受けて、聖なる社の森から太平洋をめぐる旅。」をテーマに冬季に晴天の多い関東の絶景を週末に堪能する。鹿島神宮、佐原の街、根府川駅の日の出などが楽しめるコースとなる。

2泊3日コースは「東北の長い冬に息づいてきた、手仕事のぬくもりと幻想的な民話の世界への旅。」をテーマに、東北の文化や手仕事、雪国ならではの景色を体感できるという。「遠野物語」の舞台である岩手県遠野市での神楽鑑賞、太宰治記念館「斜陽館」の見学など文学好きの心をくすぐるものが多いが、鉄道ファンとしては津軽鉄道「ストーブ列車」乗車体験も見逃せない。

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びゅうトラベルサービスは2020年6月11日(木)10時~2020年7月31日(金)18時まで旅行商品の申込を受け付ける。なお、「TRAIN SUITE 四季島」ツアーデスクは新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当面の間は火・木・日のみの営業とし、営業時間も11時~16時に短縮している。

「TRAIN SUITE 四季島」は新型コロナウイルス感染症の影響により7月18日出発分までの運休が決定している。同列車のホームページでは、現在”STAY SMILING”をテーマに四季島のクルー・車掌ら、地域の方々からのメッセージを掲載中だ。旅行中に訪れる飲食店なども紹介するほか、ドリップタイプの「四季島」プレミアムオリジナルブレンドコーヒーも販売している。

鉄道チャンネル編集部