JR東日本盛岡支社 釜石線全通70周年記念ラッピング車両運転 10月10日は記念号に沿線住民を招待
花巻と釜石を結ぶJR釜石線(90.2km)が1950年の全線開業から70周年を迎えるのを記念して、JR東日本盛岡支社は同線全線に加え、東北線に乗り入れて花巻から盛岡まで直通運転するラッピング車両を走らせている。
車両はキハ100形1両で地元、岩手県釜石市出身のアーティスト・小林覚さんが外装をデザインした。小林さんは文字をつなげて抽象画のように見せる独特な技法で、車体に「釜石線70周年」の文字を描いた。運転期間は来年2~3月まで。併せて、開業記念として釜石駅などに鉄道開業時や全盛時の映像、記録を展示する。
またJR釜石線が古希の誕生日を迎える10月10日、観光用の次世代ハイブリッド観光気動車・HB-E300系「リゾートあすなろ」(2両編成)を使用する「釜石線70周年記念号」を運転する。運転区間は釜石―花巻間で途中、上有住、遠野に停車する。釜石発12時30分、花巻着14時49分。列車には花巻市、遠野市、住田町、釜石市と大槌町の住民140人を招待。遠野で招待客を入れ替える。
文:上里夏生