「トロッコわっしー号」クラウドファンディングサイトイメージ 画像:わたらせ渓谷鐵道

群馬、栃木県を走る第三セクター・わたらせ渓谷鐡道は、来年に迫る「トロッコわっしー号」の検査費用の一部に充当する資金を、一般からのクラウドファンディングで募っている。2012月4月にデビューした観光車両は窓ガラスのない気動車(1両)で、自然を体感しながら走行する人気車両だ。

今年はコロナ禍で乗客が激減。同社は苦境をファンの力も借りて乗り切ろうと、クラウドファンディングの活用を決めた。キャッチフレーズは〝わ鐵の次なる100年へ「トロッコわっしー号」を皆で応援!〟。資金を募るのは「READYFOR」サイト。

返礼品はお礼状、ホームページへの名前記載(希望者のみ)のほか、オリジナルマスクと支援者限定記念きっぷ(支援額1万円)、車内広告掲載(5万円)、大間々駅での写真個展開催(10万円)など。目標額300万円で、募集期間の10月30日23時までに到達すれば成立となる。支援総額はホームページで公表されており、9月15日15時時点の支援額は213万5千円。

文:上里夏生