首都圏から日帰りも可!ブルーインパルス飛行もある「百里基地航空祭」 対地射爆撃など見どころやアクセス・時間など解説 12/7(茨城県)

首都圏で唯一、戦闘機部隊(第3飛行隊)が所在する「航空自衛隊 百里基地」(茨城県小美玉市)。2025年12月7日(日)に開催される「令和7年度 百里基地航空祭」は、航空ファン待望のビッグイベントです。今年の最大の注目は、アクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」の参加です。さらに、百里基地の顔であるF-2戦闘機による迫力の「対地射爆撃デモ」など、轟音とスピードを感じられるプログラムが目白押しです。
ただし、来場には注意が必要です。基地内に一般来場者用の駐車場は一切ありません。この記事では、当日の見どころプログラムと、事前に絶対確認しておきたい「アクセス・シャトルバス」情報を分かりやすく解説します。
「ブルーインパルス」と「F-2」の飛行展示
今年のプログラムにおける最大のハイライトは、10時55分から予定されている「ブルーインパルス」による曲技飛行です。6機の機体が大空に描くスモークと一糸乱れぬフォーメーションは必見です。
そして、百里基地といえばF-2戦闘機です。かつて「ファントム(F-4)」の基地として親しまれた同基地の魂を受け継ぎ、第3飛行隊のF-2が、午後の空を制圧します。特に13時40分からの「模擬空対地射爆撃」は、敵陣地に突入するような低空・高速での進入を披露する同基地の名物展示であり、その迫力は航空ファンを唸らせます。その他、F-15の機動飛行や救難隊による捜索救助展示など、朝から午後まで隙のないスケジュールが組まれています。

地上展示には陸海空の機体が集結!ロボット犬やVR体験も
地上エリアのエプロン地区には、航空自衛隊の主力戦闘機「F-15」や「F-2」をはじめ、練習機「T-4」「T-7」がずらりと並びます。さらに今回は、海上自衛隊から哨戒機「P-1」や「SH-60K」、陸上自衛隊から対戦車ヘリコプター「AH-1S(コブラ)」などがゲスト参加。輸送機「C-130」や早期警戒機「E-2C」、飛行点検機「U-680A」など、普段はなかなか見ることのできない多彩な機体を間近で見学できるチャンスです。
また、格納庫などの屋内会場では、話題の警備犬や「ロボドッグ」の展示、VR体験ブースなどが設置され、家族連れでも楽しめる内容となっています。第2会場ではF-2戦闘機のコクピット展示が行われるほか、売店エリアやイートインスペースも充実。なお、会場内でのレジャーシートや椅子の使用は、航空機への安全確保のため、指定された「レジャーシートエリア」以外では禁止されていますのでご注意ください。
重要!【アクセス】基地内駐車場なし!バス利用が必須
百里基地航空祭へのアクセスは、自家用車での直接入場ができません(基地内駐車場なし)。以下のいずれかのシャトルバス利用が基本となります。
※関東鉄道の公式サイトによると、すでにJR土浦駅と大洗サンビーチ駐車場発のバスは売り切れですので、JR石岡駅発のバスをご利用ください。
JR石岡駅発のシャトルバス利用
・乗車券は、当日のみ”石岡駅バスのりば”にて販売。
・行き:始発6:00~最終案内9:30で随時運行、帰り:11:30~最終案内14:30(予定)(ピーク時間帯は1時間あたり50便運行)、運賃は、往復で大人2,000円、小人1,000円です。
・所要時間は約50~120分。乗車までは、行きが始発から断続的に最大90分程度で、帰りの最終時間帯が断続的に乗車まで40~90分程度が予想されています。(過去実績のため、大幅に変わる可能性あり)
JR土浦駅発・大洗サンビーチ駐車場発(事前予約制)すでに売り切れ
・JR土浦駅(東口)発:帰りのバスは「JR石岡駅行き」で土浦駅へは戻りませんのでご注意ください。こちらは既に、《満員御礼》売り切れです。
・大洗サンビーチ駐車場発:事前予約制。車をここに停めてバスで向かうパーク&ライド方式です。※こちらも既に《満員御礼》売り切れです。
※茨城空港の駐車場も見学者は利用できません。

「令和7年度 百里基地航空祭」開催概要
開催日時:2025年12月7日(日) 08:30~14:00 開催場所: 航空自衛隊 百里基地(茨城県小美玉市)
主なフライトスケジュール(予定):
08:30~ 航過飛行(F-2, T-4等)
09:05~ 機動飛行(F-15)
09:40~ 捜索救助展示(UH-60J, U-125A)
10:55~ 曲技飛行(ブルーインパルス)
13:00~ 機動飛行(F-2)
13:40~ 模擬空対地射爆撃(F-2)
注意事項:
・入場無料
・基地および周辺に一般来場者用駐車場はありません。事前予約をされていない方は、JR石岡駅発からのシャトルバスをご確認ください。
・12月6日(土)、7日(日)は、下記の通り交通規制が実施されます。

今年の百里基地航空祭は、ブルーインパルスの華麗な演目と、F-2戦闘機の泥臭くも力強い「実戦的」なデモフライトの両方が楽しめる贅沢な一日となります。
繰り返しますが、基地への直接の車での来場はできません。シャトルバス(石岡駅発着など)や公共交通機関を賢く利用し、ルールを守って、首都圏の空を守る「百里の空」を体感しに行きましょう。※シャトルバスの前売り券状況や最新の運行情報は、必ず関東鉄道等の公式サイトでご確認ください。
(画像:航空自衛隊 百里基地 公式Webサイトより)
鉄道チャンネル編集部
(旅とおでかけ 鉄道チャンネル)百里基地| 航空祭|防衛省 [JASDF] 航空自衛隊
【関連リンク】