JR西日本の2021年3月ダイヤ改正では、広島発「のぞみ」朝9時台東京着を初設定、一部「こだま」の運転見直し、上野~大宮間の最高速度向上にともなう北陸新幹線のスピードアップなども行われる。

JR東海のダイヤ改正発表でも触れられているが、広島発「のぞみ」88号の運転時刻を変更し、東京駅到着時刻を6分繰り上げ、9:57着とする。広島・福山から東京に9時台に到着可能な「のぞみ」を設定するのは今回が初めてという。

岡山・姫路発東京行きの始発時刻に変更はないが、東京から岡山・姫路への最終列車の東京発車時刻をそれぞれ3分繰り下げる。こうした変更により、首都圏滞在時間を拡大する。

ADVERTISEMENT

東海道・山陽新幹線を直通する臨時「のぞみ」も増やす。新大阪発着時刻基準で、下り11~15時台、上り10~14時台・19時台の「のぞみ」片道最大運転本数を1本増やし、臨時列車含めた1時間あたりの片道最大運転本数が6本となる時間帯を拡大する。

画像:JR西日本

また「こだま」の一部列車で運転区間や運転日を見直し、平日68本→67本、土休日66本→59本に減便する。「こだま」835・777・787号、836・770・776号は平日運転とし、869号は運転取りやめ。870号は博多発岡山行から広島行に変更する。

北陸新幹線では上野~大宮間の最高速度130km/h化にともない、東京~金沢間直通の「かがやき」「はくたか」所要時間をそれぞれ1分短縮する。また「つるぎ」は運転日を見直し、1日36本から月~木曜日34本、金曜日36本、土休日35本に切り替える。

画像:JR西日本

鉄道チャンネル編集部