見慣れた風景なのでついつい長居【駅ぶら04】多摩川線05
※2020年12月撮影
トップ画像は、西武鉄道多摩川線新小金井駅と多磨駅との間、二枚橋橋梁を渡ってきた上り電車。西武鉄道新101系デビュー時の塗色を復刻したツートンカラー車両です。これで多摩川線を走る全ての車体カラーが揃いました。
二枚橋坂の下の方に古い石碑がありました。
※2020年12月撮影
馬頭観世音と刻まれています。江戸時代は身分制度などによって死んだ牛馬などの死骸を飼い主が自分で処理することは許されていませんでした。いわゆる非人と呼ばれる人々が牛馬の死骸を解体処理したのです。そのため所定の「捨て場」にその場所を示す標識として建てられ、また同時に牛馬の霊を慰める気持ちをこめて馬頭観音碑が数多く残されています。
※2020年12月撮影
二枚橋坂の下まで来ました。右に馬頭観音があります。
※2020年12月撮影
狭いトンネルで野川を渡る橋の方に行けます。
※2020年12月撮影
坂の下から武蔵野公園が野川沿いに広がっています。右の道には筆者が学生時代から45年以上続く北海道料理のお店。まだ食べた事はありませんが。
※2020年12月撮影
野川を渡っています。多摩川線の二枚橋橋梁。筆者の実家はここから上流に向かって30分ほど歩いた所です。以前はこの両岸に大きな桜の木があって春には見事な花を咲かせていました。散り始めると舞い散る花びらが野川の水面と土手を覆いつくし、それはそれは美しい眺めでした。
※2020年12月撮影
40年以上この場所を散歩して来ました。それでも少しずつですが風景は変化しています。
※2020年12月撮影
橋梁は変わりませんね。
※2020年12月撮影
前回トップ画像に使ったカットの別バージョンです。ここで数え切れないほど西武線の電車を見ています。
※2020年12月撮影
多摩川線の東側を新小金井駅の方に戻ります。ここも春は桜が綺麗な場所です。右手前は、野川公園出入口。
※2020年12月撮影
都立野川公園の出入口にある案内図を無理矢理アップにしました。赤い丸印が現在いる場所です。村上春樹さんの小説『1973年のピンボール』に登場するゴルフ場は野川公園(元・国際基督教大学のゴルフ場)だとハルキさんがどこかに書いていました。ちなみに黄色は実家です。
※2020年12月撮影
なかなかキツい坂です。右は野川公園のバード・サンクチュアリ。
※2020年12月撮影
小金井変電所が見えました。トップ画像はこの辺りでカメラを南に向けて撮りました。
※2020年12月撮影
坂の上に到着。見事な逆光。(笑)
※2020年12月撮影
では新小金井駅に向かいます。
(写真・文章/住田至朗)