※2024年1月撮影

トップ画像は「京王井の頭線渋谷駅」から「JR渋谷駅」への連絡通路に飾られた岡本太郎画伯の巨大な壁画「明日の神話」。2008年(平成20年)秋にこの場所に出現しました。

私事です恐縮ですが、筆者は、その年にサラリーマンをクビになり、家族も解散、住む家を失ったので強烈に覚えています。巨大な壁画の前に佇み「明日」という言葉を反芻していました。

窓の下には渋谷駅前の観光名所ともなっている「渋谷スクランブル交差点」。

※2024年1月撮影

筆者が高校生の頃、交差点はスクランブル式ではなかったのですが。当時「東急ハンズ」近くにあった輸入レコード店「タワーレコード」に行く時によく渡りました。(笑)

1998年(平成10年)青山の岡本太郎画伯旧自宅・アトリエが「岡本太郎記念館」として公開される前に、筆者は木造の旧アトリエなどを見に行ったことを懐かしく思い出しながら巨大壁画を見ています。

※2024年1月撮影

かつては、階段を上った先に「営団地下鉄銀座線」の「渋谷駅」がありました。

※2024年1月撮影

1984年(昭和59年)から「銀座線青山一丁目」に筆者が務めていた映像制作会社(現在鉄道チャンネルを運営している会社)の事務所が置かれたので、ここは正に通勤路でした。まだ「青山一丁目」に「ホンダ」の本社ができる前。でも1985年(昭和60年)にホンダ本社ビルができて「銀座線」の通勤ラッシュが少し酷くなりました。幸い映像制作会社の始業は、当時午前10時。もう40年前の話です。(笑)

余談ですが、当時の同僚(というか同じ年の大先輩)と「井の頭線」ホーム下にならんでいた飲食店街、鰻専門店に会社帰りに寄って飲んだコトを思い出します。

「渋谷マークシティ」側をふり返っています。

※2024年1月撮影

今は「渋谷マークシティ」がありますが、筆者が子供の頃は「玉電(東急玉川線)」の駅でした。

※2024年1月撮影

地上に下りて「神宮通り」の横断歩道を渡りました。正面に「井の頭線渋谷駅」があります。

※2024年1月撮影

スクランブル交差点の方に行きます。

※2024年1月撮影

「忠犬ハチ公」の像には、記念撮影待ちをする観光客の長い行列ができていました。ウィークデイの昼ですが、すごい人数。

※2024年1月撮影

正確には覚えていませんが「ハチ公像」は、駅前広場の中で何度か設置場所を変えています。筆者の学生時代とは向いている方向も違います。

そう言えば、渋谷駅前で長く飲食店を営んでいる知人の祖父が、生前の「ハチ公」に売れ残りの焼き鳥をやっていたそうです。これは実話。

渋谷【駅ぶら】続きます。

(写真・文/住田至朗)

※駅構内などは京王電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。

※参照資料

・『京王ハンドブック2022』(京王電鉄株式会社広報部/2022)

・京王グループホームページ「京王電鉄50年史」他

下記の2冊は主に古い写真など「時代の空気感」を参考にいたしました

・『京王電鉄昭和~平成の記録』(辻良樹/アルファベータブックス/2023)

・『京王線 井の頭線 街と駅の1世紀』(矢嶋秀一/アルファベータブックス/2016)