都営大江戸線、乗ってても気づかない上下関係10

2021.03.03

東京都庁の最寄り駅、都庁前から、飯田橋、上野御徒町、両国、門前仲町、汐留、六本木、代々木、新宿と環状ルートを走り、都庁前から先、東中野、練馬を経て光が丘に至る路線、都営大江戸線 40.7km。

大江戸線は、都市交通審議会の計画ルートで「東京12号線」と呼んだことから、この12にあわせるかたちで2000年12月12日に全線開業。

その線路は、先に開業している既存地下鉄路線や、電気・下水などの地下トンネルを避けるように掘削したことなどから、地下深いルートを走る……というイメージ。

大江戸線 六本木駅は「日本一深い地下鉄駅」といったことばで紹介されることが多い。

が、実は大江戸線よりも深い地下を走る路線がいろいろある。そこで、この大江戸線の電車に乗ってても、なかなか気づかない“地下の上下関係”について。

今回は、大江戸線の起点 都庁前から時計回りに環状部分をみていこう。

◆東新宿では大江戸線の上にNTTシールドや第2戸山幹線下水があり、大江戸線の下に東京メトロ副都心線が走っている。

◆都庁前から牛込神楽坂の手前ぐらいまでは、0メートル(基準水位)よりもほぼ上を走る。丘陵地をトンネルで抜けるイメージ。

◆飯田橋〜春日で、方向別で違う坂道をたどる。

◆春日では、都営三田線とメトロ南北線の間を行く。南北線が大江戸線の下を走っている。

◆上野御徒町では、大江戸線の上にメトロ銀座線、下には意外にも東北新幹線が走っている。さらにその先でも大江戸線の下をつくばエクスプレスが行く。

◆清澄白河を過ぎて左手、木場公園の地下には木場検修場という大江戸線電車の地下基地がある。

◆汐留には、都営浅草線の線路とつながる連絡線がある。汐留の先では、大江戸線の線路より、横須賀線 東京トンネルのほうが下を走っている。

◆麻布十番〜六本木〜青山一丁目で、方向別で違う坂道をたどる。六本木駅ホームは方向別で階下が違う。地下5階に新宿方面ホーム、地下7階に大門方面ホームがある。

◆0メートル基準では、六本木よりも麻布十番のほうが低い位置にある。「六本木が最も低い駅」は、地表からホームまでの深さ(距離)が最も長いということから。

◆青山一丁目から新宿までは、前出と同様に0メートル(基準水位)よりもほぼ上を走る。丘陵地をトンネルで抜けるイメージ。

―――という具合。このほかにも大江戸線のまわりには、電車に乗ってるだけでは気づかない話題がいろいろ。地下の話題は深い。

(画像:東京都交通局)


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