キャベツ畑の真ん中を走る銚子電鉄の列車(イメージ)

銚子電気鉄道は2021年4月1日から、朝6~10時の時間帯に、銚子(仲ノ町)―外川間の列車を5往復再開する。新型コロナウィルス感染症に伴う緊急事態宣言の最初の発出を受け、2020年4月11日から減便していた列車を、ほぼ1年ぶりで元に戻す。

再開列車は初便の下り1本が仲ノ町発外川行き、他の下り4本は銚子発外川行き、上りは5本すべて外川発銚子行きだ。銚子(初便は仲ノ町)発時刻は6時2分、6時51分、7時42分、8時39分、9時47分で、既存の5本も合わせ6~9時台は1時間当たり2本の列車運転になる。

再開する列車はJR総武・成田線の銚子駅着時刻にダイヤを合わせ、最長でも10分程度の待ち時間で銚子電鉄に乗り継げるようにする。

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上りの銚子行きで再開する便は外川発6時26分、7時16分、8時10分、9時16分、10時20分。こちらも、6~10時台が1時間当たり2本の運行になる。

銚子電鉄は、自主制作映画「電車を止めるな!~のろいの6.4km~」などで注目度が高まっており、春の観光シーズンの来客に期待。「『この街に銚電があってよかった。銚電ありがとう!』と言ってもらえる、そんな会社になるために、逆境にもあきらめることなく前進し続けたい」とコメントしている。

文:上里夏生
イメージ写真:Nabe / PIXTA