名古屋鉄道 9500系3本 9100系2本を2021年度中に新造、新型自動券売機の開発も
名古屋鉄道(名鉄)は、通勤型車両9500系12両(4両編成3本)、9100系4両(2両編成2本)を2021年度に新造する。
9500系・9100系は、名鉄の通勤車3300系(2M2T)・3150系(1M1T)の後継として、9500系(2M2T)が2019年に、9100系(1M1T)が2021年にデビューした形式。VVVFインバータ制御で、最高運転速度は120km/h。
座席はオールロングシート、全車両に優先座席とフリースペースを設置。インバウンド対応強化にむけ、乗降ドア上部の車内案内表示器は4か国語に対応、駅ナンバリングを併記している。
またこれまで特急車両にのみ提供していた MEITETSU Free Wi-Fi を、通勤車9500系・9100系に初搭載した。犯罪抑止にむけ、車内防犯カメラも設置している。
名鉄はこの新型車両増備のほか、2021年度は知立駅付近(名古屋本線・三河線)、喜多山駅付近(瀬戸線)、布袋駅付近(犬山線)、若林駅付近(三河線)、苅安賀駅付近(尾西線)の高架化工事を継続。
名古屋本線 岡崎公園前駅、名古屋本線 本笠寺駅のバリアフリー化も引き続き実施し、常滑線 聚楽園駅のバリアフリー化に今年度から着手する。
さらに、将来的な機能拡充を見据えた新型自動券売機の開発や、列車走行位置をスマートフォンなどから確認できるサービス、新名鉄 Touch アプリ(仮称)などのサービスを展開していくという。