※2021年3月撮影

トップ画像は、新宿線航空公園駅の東口駅前広場に静態保存されている元エアーニッポン“YS-11(JA8732)”。実は、航空公園駅の訪問を楽しみにしていました。筆者は“YS-11”に乗った(飛んだ)経験はありません。でも筆者が小学生の頃に登場した国産旅客機として多くの情報に接してきたこともあって、愛着を感じています。

では航空公園駅【駅ぶら】スタートします。上りホーム西武新宿駅端部から上り急行西武新宿行電車を見送っています。

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※2021年3月撮影

本川越駅側です。

※2021年3月撮影

下りホーム駅名標。西武線の定型、大型駅名標は見当たりません。

※2021年3月撮影

航空公園駅は、1987年(昭和62年)開業。新宿線では最も新しい駅です。西武鉄道全体でも池袋線の練馬高野台駅(1994年/平成6年開業)に次いで2番目に新しい駅。駅舎は「所沢航空記念公園が日本の航空発祥の地であること、複葉機アンリ・ファルマンをイメージしてデザインされている」という理由で「関東の駅百選」に選ばれています。

橋上駅舎に上がって改札口を出ます。

※2021年3月撮影

改札の外から。

※2021年3月撮影

心はやります。東口駅前ロータリーを2階部分から見下ろすと“YS-11”が見えました!

※2021年3月撮影

航空公園駅東口です。東口とは表記されていません。

※2021年3月撮影

憧れの“YS-11”、実機を見るのは初めてです。シャルル・ド・ゴール空港でコンコルドを見た時よりも感動しました。

※2021年3月撮影

説明板があります。

※2021年3月撮影

説明によると展示機JA8732(YS-11A-500R)は、1969年(昭和44年)製造の第101号機。1997年(平成9年)4月に総飛行時間52,991時間、総飛行回数58,253回で引退しました。YS-11A-500Rは、全長26.3m全幅32.0m全高8.98m、座席数60-64席、運行自重16,300kg、巡航速度450km/h、航続時間4時間、航続距離1,200km。

ジェット機よりも航続距離がかなり短いですね。とにかく機体強度がオーバークオリティーで、頑丈だったことや、その分機体が重くて非力なエンジンでは操縦が難しかったことなど思い起こしながら機体の周囲を丁寧に見て回りました。

※2021年3月撮影

しかし、いつまでも“YS-11”を眺めているワケにもいきません。所沢航空記念公園に向かいます。

※2021年3月撮影

航空公園通りを所沢方向に歩いて最初の信号を所沢市役所の方に曲がります。

※2021年3月撮影

そのまま歩いてゆきます。NTT東日本のビルを目指して下さい。

※2021年3月撮影

上を見あげれば、この鉄塔が目印になります。

※2021年3月撮影

所沢航空公園の裏口です。所沢航空発祥記念館への近道となります。

※2021年3月撮影

次回は所沢航空記念公園をゆっくりご案内します。

(写真・文章/住田至朗)