伊豆急行は、千葉・房総エリアで走っていたJR東日本209系2100番台6両編成を譲り受けた。2022年春の運行開始をめざす。

最初に入ってくる編成は、幕張車両センターの所属していた209系2100番台 C609編成。画像は同じタイプの209系 C621編成。

伊豆急の一般形車両は、東急電鉄から譲り受けた8000系(東急車輛製造)が現役。

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東急テクノシステム長津田工場で改造した3両編成を、2本つないで6両編成でJR伊東線に乗り入れている。伊豆高原から南では3両編成の運用もある。

伊豆急は近年、同じ東急グループの8000系を45両譲り受け、3両編成15本をととのえ、これまで運用してきている。

6両編成をベースにみると、トイレが設置してある、向き合うボックス席がある、片側4ドア車と、8000系と209系で共通する部分もある。

また、JR東日本の209系を導入することで、8000系の界磁チョッパ制御から、これよりもエネルギー効率がいいVVVF制御に変わる。

―――今回の209系譲受車が、東急8000系当時と違うのは、3両化せずに、そのまま6両固定編成で伊豆急線に入れている点。

今後の需要変動にあわせて、本数自体を減らして6両モノクラスで走らせるか、8000系と混在させ場をつないで、次の大規模ロットの形式を採用するか、はたまた違う使い方をするか……いろいろ気になる。

◆千葉ローカル線むけ新型車両E131系のトイレは新幹線や四季島 瑞風にも採用されたメーカーの製品だった
https://tetsudo-ch.com/11218305.html

◆数を減らす209系、常磐線やりんかい線の面影がある2本
https://tetsudo-ch.com/11186987.html

◆列車運行体系が変わる房総2021、木更津と上総一ノ宮の先でE131系が半島南端を直通する“布石”
https://tetsudo-ch.com/11021256.html