【木造駅舎カタログ】呉線006/56 吉浦駅

2021.09.25

※2020年8月撮影

トップ画像は、呉線吉浦駅。駅前には国道31号線。駅舎が横に大きいので正面からは全体が画角に収まりません。少し西側から撮っています。駅舎は戦後、1946年(昭和21年)に改築されました。

両脇部分は切れていますが駅舎本屋部分を国道の反対側から。二階建てに見えますが正面の改札部分は天井の高い構造になっています。駅事務室部分は直接見ることができませんが、たぶん二階建てですね。

※2020年8月撮影

駅出入口。階段で上がります。バリアフリーのスロープが左側にあります。上部の窓は明かり取りですが夏だからなのか遮光されています。

※2020年8月撮影

吉浦駅は、1903年(明治36年)国が軍港呉と広島を結ぶ鉄道を海田市駅から敷設した際に開業。当初は山陽鉄道に貸渡して運行を任せました。1906年(明治39年)山陽本線とともに国有化され1909年線路名称制定で呉線の駅になりました。1911年(明治44年)貨物が増えたので貨物専用線が敷かれます。この年から駅に電灯が点きました。それまで8年間はランプだったのでしょうか。屋内でガス灯は使えないでしょう?

さらに西側、駅舎の西にタクシー会社があります。

※2020年8月撮影

1919年(大正8年)マルセル・デュシャンがモナリザの絵はがきにヒゲを描いていた年に海を埋め立てて軍需品、石炭などの荷役用の貨物線が大幅に拡張されます。1946年(昭和21年)戦後に現在の駅舎が新築完成。1984年(昭和59年)貨物取扱廃止。国鉄分割民営化でJR西日本に移管されました。1992年(平成4年)みどりの窓口開設。2003年(平成15年)業務委託駅になりました。2007年(平成19年)簡易自動改札機導入。

ホームからかつての貨物ヤード側を見ると駐車場やマンションになっていました。

今度は思いっきり東側。茶色の駅舎は窓が少なくて倉庫っぽく見えました。

※2020年8月撮影

駅前に戻ります。駐輪場には夏休みですが自転車がいっぱい。

※2020年8月撮影

では、呉線もう一つの木造駅舎に向かいます。

※2020年8月撮影

駅の正面はアーケードの𠮷浦本町商店街。でも広島県道278号線なので自動車が通行します。かき氷の美味しい喫茶店で休憩しました。

※2020年8月撮影

午後15時前。沖の江田島には、昔は海軍兵学校が置かれ、「江田島」と言えば海軍兵学校を指す言葉だったのです。この熱暑の下、日々の訓練は過酷そうです。戦後には海上自衛隊幹部候補生学校などが置かれています。

※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は何よりも安全が最優先。あくまでも業務・利用の邪魔にならないように、そしていつも感謝の気持ちを持って撮影しています。

(写真・文章/住田至朗)


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