【木造駅舎カタログ】山陰本線17/117 下府駅

2022.03.08

※2020年8月撮影

トップ画像は、山陰本線下府(しもこう)駅。駅所在地名ですが筆者には難読駅名。府を「こう」と読む例を他には知りません。木造駅舎は、シンプル。端正な佇まいに溜め息がでちゃいます。

1921年(大正10年)山陰本線都野津駅から浜田駅間までが延伸されます。その中間駅として下府駅が開業しました。駅名は当時の駅所在地、島根県那賀郡下府村から命名。1974年(昭和49年)貨物取扱が廃止。1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化でJR西日本の駅になり、1990年(平成2年)駅は、無人化。

駅舎の左には「会館こくふの里」という表札がかかっています。国府(こくふ)は1969年(昭和44年)浜田市に編入されて消滅した町の名前です。1941年(昭和16年)上府村、下府村、国分村が合併してできた国府村が町制施行で国府町になりました。下府駅の駅所在地は、島根県浜田市下府町。国府町の下府村があった場所です。駅舎が有効に使われている様で喜ばしい限りです。

※2020年8月撮影

駅出入口。建物財産標は見当たりませんでした。駅が開業した1921年(大正10年)の建造。屋根瓦が整然と葺かれていて実にキレイです。改修されたと思しき外壁の白さが青い屋根瓦にマッチしています。

※2020年8月撮影

駅の正面には下府川を渡る土穴橋。橋を渡れば国道9号線が通っています。

※2020年8月撮影

下府川の下流側、国道9号線が駅舎のある右岸側に渡り、日本海まで市街地が広がります。国道は市街地の中心辺りで東に離れて山陰本線と並んで東に向かいます。

※2020年8月撮影

上流側。川は東に離れて行きます。国道は浜田駅方面に繋がっています。夏の日に青い海の眺めは最高ですが川面の煌めきも涼しさを運んでくれます。

※2020年8月撮影

山陰本線のホームは左の盛り土上にあります。相対式ホーム2面2線です。駅舎前は駐輪場になっています。

※2020年8月撮影

北側から駅舎。待合室が手前にあります。この駅の青い瓦屋根にも「JR鬼瓦」があります。5駅目ですね。

※2020年8月撮影

「JR鬼瓦」をアップ。下府駅はシンプルな切妻屋根なので「JR鬼瓦」は両端の二箇所です。

※2020年8月撮影

不思議なコトに「JR鬼瓦」をピックアップしているサイトは無いようです。何か禁忌でもあるのかな。

※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は何よりも安全が最優先。あくまでも業務・利用の邪魔にならないように、そしていつも感謝の気持ちを持って撮影しています。

(写真・文章/住田至朗)


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