直通先の東急目黒線8両化などにあわせて13本が登場する都営三田線 6500形 8両編成。

従来車の都営三田線 6300系 6両編成は現在、37本ある。そのうち1993・1994年度につくられた1次車・2次車の13本を、この6500形で置き換える。

この 6300形 1次車・2次車 13本は、6500形に押し出されるかたちでそのまま廃車になるかと思いきや、一部の中間車が生き残るか。

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残る6300形24本の、8両編成化のために、1次車・2次車 13本 の中間車を組み込むという説。

実はこの6300形、もともと8両編成化を想定して付番されていて、西高島平方から6300-1、目黒方が6300-8。-5と-6が欠番で、5にモータなし車、6にモータ車を追加し8両(4M4T)にする計画があり、そのとき1次車・2次車 13本 の中間車から持ってくるという説もある。

この想定でいくと、残る6300形は24本あるから、24両のモータなし車、24両のモータ車が要る。

まずは1次車・2次車 13本からモータなし車・モータ車それぞれ13両はそのまま抜き出せる。注目は残るそれぞれ11両。

そうなると、残る11両のモータなし車・モータ車は、残存モータ車のパンタグラフなどを撤去して電動車化して組み入れたり、パンタグラフ・電動機器・制御機器類を外してモータなし車として組み入れるイメージか。

すると、6300形 1次車・2次車 13本 78両のうち中間車48両が再活用され、先頭車26両と中間車4両が余る。

仮にこうして6300形 1次車・2次車 13本が8両編成化にむけて再活用されるとしたら、残る先頭車26両と中間車4両がどういう道をたどるかも、気になるところ。

―――6500形と6300形が混在する都営三田線 車両の今後はどう動くか。都営三田線の車両がいまも活躍する秩父鉄道や熊本電鉄への譲渡はあるか。こちらも気になる。

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6500形 画像:trikehawks / PIXTA