画像は10年前の上越新幹線 E4系 Max 8号車 車内売店コーナー。

JR東日本 新幹線車両 E4系Maxが2021年10月で定期列車から離脱して5か月。あらためて、E4系が元気だったころを振り返ると、頭に浮かぶのは、この車内売店コーナー。

オール2階建て新幹線電車 Max(Multi Amenity Express)2代目として開発されたE4系新幹線は、オール2階建てということで、ワゴンによる車内巡回販売が難しいなどから、こうして売店コーナーを置き、乗客がビールやサンドイッチなどを買いに行くというスタイルで登場した。

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「運行開始当初より、アテンダントが売店スペースで、飲料やお菓子、おつまみ等を販売していました。その後2012年10月頃より、E4系の専用のワゴンを使用した販売スタイルに切り替えていきました。2020年9月には売店スペースを装飾し新潟の魅力を伝えるとともに、現在では充電サービスの提供やカプセルトイの販売を行っています」(その後のJR東日本)

画像は2012年8月の上越新幹線下り列車の光景。ノースリーブの女性が缶ビールを買いにくるほど暑い日。午前中の便にもかかわらず、ビールやウィスキーが売れていく。

この2か月後にワゴン販売が始まるからか、売れ行きをみて調整しているのか、陳列棚は品薄。ただ冷たいものを求めて客が絶えずやってきたのを覚えている。

まだ北陸新幹線が開業していないから、富山・金沢へ行く客は、越後湯沢駅からほくほく線経由の特急はくたかに乗り継いで富山方面へむかっていた。