【鉄の一瞥 19】 特急あさぎり 駿河小山駅

2017.03.30

先日、特急あさぎりと駿河小山駅で列車交換。筆者は御殿場線の車窓に広がる富士山が見たくなると時々御殿場線に乗りに行きます。

この駅が1889年(明治22年)に開業した時は東海道本線の小山駅でした。1912年(大正元年)、当初は六合と駅名が改称される予定でしたが結局は駿河という駅名に変わりました。内田百閒が阿房列車の中でかつては東海道本線の小山駅だったこと、この駅から御殿場までは複線化されていたことを書いています。

1934年(昭和9年)に丹那トンネルが開通すると熱海〜沼津間が東海道本線となり国府津〜駿河〜沼津間は御殿場線という地方路線に格下げされ1943年(昭和18年)には戦時下の鉄不足のために単線化されました。そして1952年(昭和27年)に現在の駿河小山に駅名が改称されます。特急停車駅ですが2012年(平成24年)に無人化されキオスクも閉店しました。実は富士スピードウェイに一番近い駅なのですが徒歩で2時間以上かかります。(約8km)

・・・と特急あさぎりを見ながら余計なことを考えていましたが、この特急あさぎりは小田急のロマンスカーMSE(60000形)です。1955年(昭和30年)に小田急新宿駅から御殿場へ直通する列車が走り始めた頃は「特別準急」という名前で気動車が2往復していました。御殿場線が電化されたのは1968年(昭和43年)なのです。電化直後は旧国鉄も東京から直通の優等列車を走らせましたが1985年(昭和60年)に廃止され、唯一残った優等列車が特急あさぎりです。

1991年(平成3年)からはJR東海371系電車と小田急20000形とが基本仕様を統一し相互直通運転を新宿〜沼津間で行っていました。乗務員が松田で交代しそれぞれの会社の線区を担当していたのです。当時、幼かった息子がロマンスカーを見たいと言うので一緒に小田急線を眺めに行くとこのJR東海371系電車が走る姿を見かけたものでした。

しかし2012年(平成24年)のダイヤ改正でJR東海と小田急の相互直通運転が無くなり、また小田急側のみが御殿場線に乗り入れる形で沼津までは行かず御殿場までの運行に戻ったのです。そして車両もMSE車になりました。

実は息子と見に行った時に撮ったJR東海371系電車が小田急線を走っている写真を探したのですがどうしても見付かりません。

沼津駅まで行って乗り換える際にJR東日本の251系電車「スーパービュー踊り子号」を見かけたのでそちらでご勘弁ください。

※写真は全て筆者の撮影です


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