1100年代後半、平安時代末期から、鎌倉時代を築いた源頼朝(大泉洋)の半生を、坂東武士団(関東勢)の北条義時(小栗旬)の視点で描く、三谷幸喜脚本による「予測不能エンターテインメント」―――NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。

源頼朝率いる北条部隊は、土肥実平の本拠地に入り、山と海に挟まれ、300騎という小勢でも、相模国 大庭景親(平家方)が率いる3000騎という大軍に対抗できると考え、石橋山に陣を構える。

この闘いが、1180年8月の「石橋山の合戦」。三浦半島からの三浦義澄部隊(頼朝方)が合流する前に決戦すべく、深夜から翌日まで続いた激戦だった。

この激戦地が車窓にちらっとみえるのが、東海道線

ADVERTISEMENT

石橋山の戦いの地は、かつて東海道線に何本も設定されていたブルートレイン全盛時代からこれまで、鉄道撮影の名所として知られる早川~根府川の間の山側車窓でちらっとみえる。

185系 特急 踊り子が行くこの画像↑↑↑の右手に、石橋山古戦場がある。

この絶妙にカーブした鉄道名撮影地の鉄橋は、その名も石橋橋梁。

下り電車で石橋橋梁をわたるときは、鉄橋からトンネルへと入る直前、車窓右手にみえる山々が、石橋山の戦いの舞台。

鎌倉へむかう途中、この石橋山で前方を大庭景親3000騎、後方を伊東祐親(平家方)300騎に挟まれて、大敗を喫した源頼朝勢。

そんな石橋山古戦場の石碑は、早川駅から歩いて2.4km、30分。根府川駅から歩いて2.7km、歩いて35分。