「七年に一度の盛儀」善光寺前立本尊御開帳と、諏訪大社 式年造営御柱大祭にあわせ、6年ぶりに茅野~長野に特急列車が走る。

その名も、特急 信州。

運転日は、4月23、24、29、30日。5月1、7、8、28、29日。6月4、5、11、12日。車両はE353系3両編成(全席指定席)。運行は1日2往復。運転時間や途中停車駅は次のとおり。

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信州1号:茅野6:30発 長野8:11着、途中停車駅は上諏訪・下諏訪・岡谷・塩尻・松本・篠ノ井。

信州2号:長野11:30発 茅野14:25着、途中停車駅は篠ノ井・姨捨・明科・松本・塩尻・岡谷・下諏訪・上諏訪。

信州3号:茅野12:45発 長野15:16着、途中停車駅は上諏訪・下諏訪・岡谷・塩尻・松本・明科・姨捨・篠ノ井。

信州4号:長野18:55発 茅野21:00着、途中停車駅は篠ノ井・松本・塩尻・岡谷・下諏訪・上諏訪。

4月3日~6月29日に行われる善光寺前立本尊御開帳は、普段御宝庫に安置されている前立本尊を特別に拝むことができる「七年に一度の盛儀」。

御開帳では、前立本尊中央の阿弥陀如来の右手と、本堂前に立つ高さ10mの「回向柱」(えこうばしら)とが、「善の綱」によって結ばれる。

また、4月2日の山出しを皮切りに、6月15日の宝殿遷座祭まで行われる式年造営御柱大祭は、宝殿の造り替え、また社殿の四隅に「御柱」と呼ばれる樹齢200年程の樅(もみ)の巨木を曳建てる、諏訪大社で最大の神事。

御柱祭は上社、下社それぞれに山から直径1m、長さ17m、重さ10トンにもなる巨木を8本切り出し、上社は20km、下社は12kmの街道を、木遣りに合わせて人力のみで曳き、各お宮の四隅に建てる。