東京モノレールと京浜東北線・山手線が接続する羽田空港連絡駅、浜松町駅。

この浜松町駅と、海側にあるゆりかもめ竹芝駅・竹芝ふ頭を結ぶ全長約500mの架け橋、バリアフリー歩行者デッキの全容がほぼ出現した。

画像は2022年3月の光景。浜松町駅の海側には、地上3階建ての歩行者デッキ連絡コンコース(東側橋台)が出現。海側へとのびる竹芝デッキは、3階部分で連絡している。

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いっぽう浜松町駅は、「JR浜松町駅でホーム拡幅工事へ 5月に東海道線や常磐線で一部区間運休、山手線にも影響」(https://tetsudo-ch.com/12184672.html)で伝えたとおり、既存駅舎の北側に橋上駅舎を新設する。

またこの新橋上駅舎と、前出の東側橋台を結ぶ北口東西自由通路も新設する。この北口東西自由通路は、東海道線・東海道新幹線などの上空を、2階部分で結ぶ格好。

さらに同時に、浜松町駅 3番線 山手線外回り(品川・渋谷方面)、4番線 京浜東北線(大船方面)のホームを拡幅(幅員約6.5m → 約10.1m)し、京浜東北線(大船方面)の線路を約442mにわたり海側に移設する。

こうした竹芝エリアの建設プロジェクトは、東京都が推進する「都有地を活用したまちづくりプロジェクト」の一環として行われるもので、国家戦略特別区域計画の特定事業(都市計画法等の特例)にも認定されている開発プロジェクト。

(仮称)竹芝地区開発計画は、東急不動産と鹿島建設が共同で開発するプロジェクト。この架け橋ができあがると、地上階を通ることなく、浜松町駅~竹芝駅をバリアフリーで行き来できるようになる。