【木造駅舎コレクション】番外編 飯田線秘境駅号 大嵐駅 05/161

2022.04.05

※2022年3月撮影

トップ画像は、JR東海飯田線大嵐駅ホームに停まる急行「飯田線秘境駅号」を構内踏切から。

東栄駅から30分少々で大嵐駅に到着しました。これは出発の間際。皆さんが乗車したタイミングで撮影しています。

ホームは到着直後の秘境駅号利用者さんたちで混み合っていたので、先に豊橋駅側、飯田線で最も長い大原トンネル(5,063m)を見に行きました。島式ホームの線路合流ポイントがトンネル内に入っていますし、上り列車用の信号機も置かれているので坑口部分は少し広くなっています。

※2022年3月撮影

1955年(昭和30年)佐久間ダム建設のため、佐久間駅~大嵐駅間約18kmが水没することになりました。この区間には豊根口駅、天龍山室駅、白神駅がありましたが旧線(13.3km)と同時に廃止。大原トンネルを使う水窪駅経由の新線(17.3km)に付け替えられ、新たに相月駅、城西駅、向市場駅、水窪駅が開業。大嵐駅もホーム位置の変更などが行われています。

皆さん駅舎の方に移動されて少しホームが空いてきたので辰野駅側の駅舎に向かいます。筆者の様に人が減ってから撮影ポイントに来られる方も増えてきました。学習効果?(笑)

※2022年3月撮影

途中で駅名標。かなり雨が降っているので車内から出ない方もいらっしゃいます。

※2022年3月撮影

大嵐駅は三信鉄道が1936年(昭和11年)に開業。国有化を経て、現在はJR東海の駅です。

辰野駅側に構内踏切があり駅舎に渡ります。こちら側にも大嵐トンネルの坑口がせまっています。

※2022年3月撮影

1997年(平成9年)に地元の富山(とみやま)村が旧木造駅舎に換わって新造した駅舎。東京駅をモチーフにしています。でも赤レンガではなくソレを模した不燃パネル。富山村は2005年(平成17年)には人口218人と離島以外の市町村では最も人口の少ない村でしたが、同年豊根村に編入されて消滅。現在の駅舎は、豊根村の施設になっています。

※2022年3月撮影

駅舎前では、豊根村の方々が特産物販売と村の観光アピール。これも出発が近づき人が減ってから撮っています。

※2022年3月撮影

駅前を進みます。この駅も周辺住民は少なく、駅を中心にした半径500mの円内には2世帯3人しか住んでいません。(国勢調査 2010年/平成22年)立派な秘境駅です。

※2022年3月撮影

天竜川を鷹巣橋で渡って下流方面(左)に1kmほど行くと元の富山村があります。豊根村はさらに西に直線距離で6km以上離れています。県道では、10km以上有りそうです。

※2022年3月撮影

不思議な方向に水窪市街地とあります。地図を見ると大きく山塊を迂回して水窪駅方面に通じています。凄い屈曲路、距離も相等あります。天竜川の東側は静岡県、橋を渡ると愛知県です。

※2022年3月撮影

鷹巣橋から天竜川下流側。雨がまた強く降ってきました。高所が得意ではない筆者は早々に退散。

※2022年3月撮影

秘境駅号車内に戻り天竜川方面を見ています。

※2022年3月撮影

12:26、秘境駅号が出発。豊根村の方々がお見送りです。

※2022年3月撮影

いよいよ次が今日のハイライト、小和田駅です。JR東海の方と「雨が酷くなってきましたねぇ・・・」と心配しながら向かいます。

※木造駅舎などJR東海さんの許可をいただいて撮影しています。

※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)他を参照しています。

※鉄道撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいているものです。鉄道を撮影する時は感謝の気持ちを伝えましょう。ありがとうございます。

(写真・文章/住田至朗)


LINEで送る

オススメ記事