※2022年3月撮影

トップ画像は、JR東海飯田線東栄駅下りホームに停まる急行「飯田線秘境駅号」、JR東海373系直流特急形電車、3両編成です。もっぱら青春18きっぷで鉄道旅をしてきた筆者にはちょっと上等な乗り心地が快適。

柿平駅から10分で東栄駅到着。この駅での停車時間は10分。

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※2022年3月撮影

東栄駅は、三信鉄道が1933年(昭和8年)に「三輪村駅」として開業。その後「三信三輪駅」に改称。1943年国有化され飯田線の所属駅になり駅名は「三河長岡駅」に改称されました。1956年(昭和31年)東栄駅に改称。駅所在地、当初の北設楽郡三輪村大字畑が、三輪村大字長岡に変わり、さらに東栄町に編入されたことなどで駅名が4度も変わっています。現在の駅所在地は東栄町大字三輪。

東栄駅と言えば、1992年(平成4年)に改築された鬼面を象った駅舎が特徴。これは北設楽郡に700年以上伝承されている霜月神楽(総称は花祭)で巨大な鬼の面を付けた舞が行われることに由来しています。飯田線に乗って初めて鬼面駅舎を見たときは驚きました。個人的に好きな駅舎。それ故「飯田線秘境駅号」がこの駅に停車するのは楽しみでした。

※2022年3月撮影

トップ画像の別カット。JR東海の車掌さん(左端の女性)が拡声器を持って手洗いを案内しています。

※2022年3月撮影

駅舎出入口は狭い側にあります。この角度からは鬼面は分かりません。雨が強く降ってきました。レンズに雨滴が付いています。

※2022年3月撮影

斜めから見てようやく駅舎の奇妙な形が分かります。

※2022年3月撮影

出入口と反対側。駅舎前の道路をはさんで地元の皆さんによる特産品の販売が行われています。

※2022年3月撮影

人集りが凄かったので出発時刻が近づいて人が減るのを待って撮影。

※2022年3月撮影

駅舎にはカフェが入っています。その前にコーヒーカップを持った小さな鬼。なかなかカワイイ。

※2022年3月撮影

11:35出発です。

※2022年3月撮影

いよいよ秘境駅エリアに入ってゆきます。次回は大嵐(おおぞれ)駅。

※木造駅舎などJR東海さんの許可をいただいて撮影しています。

※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)他を参照しています。

※鉄道撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいているものです。鉄道を撮影する時は感謝の気持ちを伝えましょう。ありがとうございます。

(写真・文章/住田至朗)