※2022年3月撮影

トップ画像は、JR東海飯田線中井侍(なかいさむらい)駅。

写真は、駅出入口の階段を少し登った場所から撮っています。ここを上がってゆくと民家などがある様です。

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しかし、駅に到着して秘境駅ファンがいっせいに電車から出てこられてホームは混雑状態。人が少し減るまで待ってここまで来ましたが、駅での停車時間が9分なので上に上って行くのはタイミング的にちょっと微妙・・・。秘境駅ファンの皆さんが階段を上って行きましたが少しずつ戻ってきました。

豊橋駅側のホーム端部。すぐに鉄橋があります。飯田線の線路がある天竜川の東側(左岸)は静岡県でしたが小和田駅の北側に県境があって、この駅は長野県に入っています。

※2022年3月撮影

時間的には少し溯ってますが、この時点は、ホーム上に秘境駅ファンがいっぱい。左には駅下を流れる天竜川が見えます。

※2022年3月撮影

駅名標。駅所在地は長野県下伊那郡天龍村平岡ですが、国土地理院の地図を見ると駅の東側の地名が中井侍です。不思議な地名、その起源には諸説ある様です。

※2022年3月撮影

駅は、三信鉄道が1936年(昭和11年)に停留場として開業しました。国有化後に飯田線の駅に昇格しています。1970年代に駅は無人化された様ですが、現状の駅を見ると、それ以前どこに駅員さんの詰める駅舎があったのかちょっと想像ができません。

ホームの待合室。時刻表と運賃表。豊橋駅まで1,690円です。普通列車に乗ると約2時間40分ほどで豊橋駅に着きます。営業キロは87.8km。列車の運転速度はゆっくりです。

※2022年3月撮影

中井侍駅を中心にした半径500mの円内に12世帯28人が暮らしています。(国勢調査 2010年/平成22年)

辰野駅側、最前部。狭いホームの山側は切り立ったコンクリートで覆われた壁面になっています。

※2022年3月撮影

JR東海さんが「飯田線秘境駅号」の乗客に配布した「見どころガイド」によれば、こちらの駅出入口から20分ほど登って行くと30度の斜面に貼り付くように11軒のお茶農家が点在しているとのことです。

辰野駅側も橋梁があってすぐにトンネルに入ります。

※2022年3月撮影

次の伊那小沢駅も停車時間は9分です。

※木造駅舎などJR東海さんの許可をいただいて撮影しています。

※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)『長野県鉄道全駅 増補改訂版』(信濃毎日新聞社/2011)他を参照しています。

※鉄道撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいているものです。鉄道を撮影する時は感謝の気持ちを伝えましょう。ありがとうございます。

(写真・文章/住田至朗)