東京から北へ700km、本州の北端―――青森県つがる市。

この青森県つがる市の魅力を発信すべく、つがる市の高校生と、700km離れた首都圏の女子大学生(しかもミスキャンパス!)が、化学反応を起こすと、どんな地域PRが実現できるか―――。

そんな共創プロジェクトが動き出し、いまそのひとつが結実し、東京・神楽坂の「果房メロンとロマン」スペースで、「つがる市 広告展覧会」が6月12日まで開かれている。

題して「新解釈つがる辞典」

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この「新解釈つがる辞典」は、つがる市にある青森県立木造高校の生徒15名の「地元で感じるつがる市の特徴」と、キャンパスラボの首都圏在住女子大生メンバー6名の「首都圏から感じるつがる市」の印象を、意見交換しハイブリッドさせて魅力をブラッシュアップ。

つがる市で体験できる魅力を「つが-る」といういままでにない新しい動詞に意味を込め、解釈や例文を考案し広告ポスター化し、展覧会へと結実させたもの。

今後は、全国レベルでこの広告ポスターを展開させ、つがる市の魅力を発信していくほか、「つがるファン獲得大作戦withキャンパスラボ」として、つがる市の地域活性につながるさまざまな企画を打ち出していくという。

リーダー土屋奈々さん「観光人口、関係人口が増える一助になれば」

キャンパスラボリーダーで横浜市立大学ミスYCUコンテスト2019準グランプリの土屋奈々さんは、「このキャンパスラボの共創プロジェクトで、観光人口、関係人口が増える一助になれば」と。

「これからも、地域にある社会課題に対して、メンバーの感性やデジタルネイティブ性を活かしたアプローチで、解決にむけて前進させたい」(土屋奈々さん)

また、キャンパスラボの運営を担う凸版印刷の中山柚希 キャンパスラボ代表は、「キャンパスラボはことしで8年目。女子大学生の視点を活用し、地域の魅力を発見してもらえる設計を構築し、地域や自治体に還元していきたい」という。

今回のつがる市「新解釈つがる辞典」ワークショップ講師などのメンバー構成は、下記のとおり。

・全体プロデュース:中山柚希(キャンパスラボ代表/プロデューサー)
・企画/運営:山下未生(凸版印刷)
・企画/ファシリテーター:鳥巣智行(Better代表取締役)
・企画/アドバイザー:服部憲(凸版印刷)佐久間崇(Saku代表取締役)
・参加高校生統括:竹原美保(青森県立木造高等学校教諭)
・つがる市事務局:渡邊照秀(つがる市東京事務所)
・つがる市事務局:佐藤貴行(つがる市東京事務所)
・キャンパスラボ参加メンバー:三谷美優、兼田日向子、中村かほり、山寺花歩、土屋奈々、宮本真衣

社会課題に主体的に取り組むチーム、さらに活躍の場を拡大

キャンパスラボは、各大学を代表する女子大生アンバサダーが集まり、社会課題に主体的に取り組むプロジェクトチーム。

10・20代 若年層のマーケティングから商品開発、PR、プロモーション立案まで、一貫して考え、企業や自治体と共創し課題を解決していく。

これまでにも神奈川県とともに実施した「女性の健康増進啓発活動」をはじめ、国土交通省、消費者庁などの公共団体、観光会社、百貨店、食品系企業など、さまざまな企業・自治体・団体などとの社会課題解決にむけたプロジェクトを展開し、今後もさらにその活躍の場を拡大させていくという。

◆キャンパスラボ公式サイト
https://www.campuslab.jp/